王者アウディ、今年も伝統のル・マンを制すのか!?間もなく開幕
今年で83回目を迎える『ル・マン24時間レース』が、6月13日(土)現地時間15時(日本時間22時)にスタート。今年はFIA世界耐久選手権(WEC)史上初となる、トヨタ、日産、アウディ、ポルシェの4大マニュファクチャラーがLMP1に参戦し、世界チャンピオンを目指して戦う。なお、日産のル・マン最高峰クラスとなるLMP1クラスへの出場は1999年以来、実に16年ぶりとなる。
2014年度のル・マン総合優勝を果たしたのはアウディ。近年では2010年~2014年まで連続でタイトルを獲得するなど、ル・マン王者の常連だ。また、今シーズン既に2戦行われたWECでは、初戦シルバーストーン、第2戦スパ・フランコルシャン共に優勝を飾り、シリーズタイトル獲得に向けて邁進している。
帝王トム・クリステンセン引退によりドライバーラインナップも若干変更に
トータル9回という、ル・マン優勝最多記録を持つトム・クリステンセンの引退を受けて、アウディチームのドライバーラインナップも若干の変更が行われた。
2014年のル・マン優勝および2012年の世界チャンピオントリオであるマルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組は、6年連続で同じチームを組んで7号車で出場する。
2013年の世界チャンピオンであるルーカス・ディ・グラッシとロイック・デュバルは今年、過去3度のアウディでのル・マン出場経験を持つオリバー・ジャービスとトリオを組んで8号車で出場。
そして、アウディスポーツ チームヨーストは、前回のスパ・フランコルシャン6時間に続き、ル・マン24時間レースにも3台目のマシンを投入。この9号車には、2014年同様のフィリップ・アルバカーキとマルコ。ボナノミに加え、フォルクスワーゲングループの一員としてニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャンの24時間レースで優勝し、アウディLMPプログラムに加入したレネ・ラストが今年から参加し、ドライブする。
Audi R18 e-tron quattro
Audi R18 e-tron quattroは、ハイブリッドシステムとエアロダイナミクスに加え、タイヤのマネージメントについても積極的な技術検討を行い開発された。エンジニアは、これまでの開発を経て、減速時に回収されるエネルギーの量を2倍に引き上げ、現在のル・マンでの2メガジュールから、4メガジュールとなった。フロントアクスルに搭載されるモーターの出力は、昨年比17%も向上し、200kW(272hp)となっている。
アウディの新型ハイブリッドシステムは、大会レギュレーションに準じた低燃費のディーゼルエンジンと連動。V6 TDIエンジンの燃費はこれまでより2.5%向上しているが、これによってデメリットを総合的に克服することで、出力を410kW (558hp)にまで引き上げ、ハイブリッドシステム全体での出力は610kW (830hp)にまで向上している。エアロダイナミクスも、入念に開発されている。
アウディのエンジニアは、タイヤパートナーのミシュランと共同開発し、2015年モデルではタイヤへの負担の軽減、最適なラバーパフォーマンスの発揮、そして燃費への貢献を最大限に高めることに成功している。
アウディモータースポーツ代表 Dr. ウォルフガング・ウルリッヒ氏のコメント
「私たちアウディは、2006年のディーゼルエンジン車における初めての総合優勝獲得を始め、ハイブリッドシステム搭載車による唯一の優勝経験ブランドであるなど、ル・マンにおいての技術革新を継続してきました。Audi R18 e-tron quattroは、2012年以来の無敗記録を更新し、この記録を伸ばすため、私たちはあらゆる準備を尽くし2015年のル・マンに臨みます」
パブリックビューイング開催
「ル・マン24時間レース 2015」開催中、Audi Forum Tokyo 2F Audi Caféにてオールナイト観戦を実施
【詳細】
Audi Café 特別営業時間ならびにLIVE映像放映時間:6月13日(土)22時~翌6月14日(日)17時
※Caféエリアのみの運営となり1F / 2Fショールームはクローズとなる
※営業時間が変更になる場合有
Audi Caféhttp://audicafe.audi.co.jp/
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