日産、「リーフ」全グレードを一律約14万円値下げ
日産は、100%電気自動車「リーフ」の国内希望小売価格を同日より改定すると発表した。また、あわせて日産の関連会社であるオーテックジャパンも、「リーフ」をベースにした「ライフケアビークル(LV)」シリーズの国内希望小売価格を、同日より改定すると発表した。
「リーフ」は、走行中にCO2などの排出ガスを一切出さないゼロ・エミッション車として、高い環境性能を有すると同時に、リチウムイオンバッテリーと電気モーターの搭載による、力強く滑らかな加速性能、あらゆる速度域で高級車のような静粛性能、優れた重量バランスによる高い操縦安定性などが、ユーザーから高い評価を得ている。現在までにグローバル累計で16万台以上を販売しており、販売台数世界No.1のEVとなっている。
今回の価格改定では、全グレードを一律約14万円値下げ。これにより、国の購入補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)最大27万円を利用すれば、およそ239万円~*の購入が可能だ。
※Sグレード、オプションで「運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステムレス+SRSカーテンエアバッグシステムレス」を選択の場合
リーフは2015年5月から高速道路通行料の一部が補助
また、日産は電気自動車をより快適に使ってもらえるよう、充電インフラの整備にも積極的に取り組んでいる。
国内販売会社での急速充電器設置店舗数は1年前の820店舗から1,600店舗(2015年3月時点)にまで増加したほか、全国の急速充電器数(総設置数)は、トヨタ、ホンダ、三菱の3社と共同で実施している充電器の設置促進活動もあり、約6,000基(2015年上期までの設置見込み数)に大幅に拡充される見込みである。
更に日産ゼロ・エミッション サポートプログラム等のスタンダードプランに加入すると、全国約4,200基(2015年上期までの設置見込み数)の急速充電器が使い放題となる。加えて、電気自動車等の高速道路利用実態を調査、分析、公表することで、今後の充電インフラ整備等に活用することを目的として、2015年5月から経済産業省の高速道路利用実態調査事業が開始される。同調査事業に参加することで、リーフは高速道路通行料の一部が補助されることになり、一層の経済性向上に繋がる。
「ライフケアビークル(LV)」シリーズは3タイプを設定
リーフ「ライフケアビークル(LV)」シリーズには、助手席が回転して乗降時の負担を軽減する「アンシャンテ 助手席回転シート」と両足が不自由な方が両手だけで運転できる「ドライビングヘルパー オーテックドライブギアタイプe」を設定している。
■アンシャンテ 助手席回転シート(回転シート車)
簡単な手動操作で助手席を車両の外側に回転することで、車への乗り降りが容易な車両。乗り降りの際にかがんだり体をひねる等の負担が軽減され、お年寄りや和服姿の方にも便利。
■ドライビングヘルパー(運転補助装置付車)
手動運転装置「オーテックドライブギア タイプe」を装備し、両足が不自由な方が両手だけで運転できる車両。
■運転席マイティグリップ装着車
耐荷重を高めた運転席乗降用グリップを装着した車両。運転席右手頭上に装着される「運転席マイティグリップ」は、成人男性がぶら下がることが可能な強度とするために耐荷重を100kgとしている。車いすから運転席への移乗の際にグリップに全体重を掛ける必要のある方や、腰や膝の痛みなどで乗り降りに不便を感じ、グリップに体重を掛けてしっかりとつかまって乗り降りしたい方に向けたアイテム。
改定後の価格(消費税込)
【リーフ】グレード:価格
S:2,738,880円
S エアロスタイル:3,041,280円
X:3,159,000円
X エアロスタイル:3,461,400円
G:3,545,640円
G エアロスタイル:3,794,040円
※「エアロスタイル」は持込み登録車で、オーテックジャパン扱いとなる
【リーフ ライフケアビークル】グレード:価格
アンシャンテ 助手席回転シート G:3,574,800円
アンシャンテ 助手席回転シート X:3,188,160円
ドライビングヘルパー G:3,563,000円
ドライビングヘルパー X:3,205,000円
運転席マイティグリップ X:3,137,400円
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