シトロエンの新・独立ブランド「DS AUTOMOBILES（DS オートモビル）」、新型「DS5」やコンセプトモデル公開【ジュネーブショー2015】

2014年にシトロエンより独立したプレミアムブランド、「DS」（正式名称：DS AUTOMOBILES）は、「ジュネーブモーターショー2015」にて、自社ロゴ「Spirit of avant-garde」(スピリット・オブ・アヴァンギャルド)を謳うブランドテーマを掲げた、新型「DS5」を世界初公開した。

ショーでは他にも、DSブースにて「Divine（ディヴィーヌ）DS」コンセプトカー、特別展示モデル「DS5 Moon Dust（ムーン・ダスト）」、2015年モデルの「DS21 Pallas（パラス）」を公開している。

新型DS5

「SPIRIT OF AVANT-GARDE」のテーマを具現化した新型DS5には、新たに採用されたフロントエンド“DS Wings”をはじめ、DSを特徴づける様々な新機能を装備。

フロントエンドには、“DS LED Vision”と名付けられた特別なヘッドランプと、中央にDSのエンブレムを刻印したフロントグリルをはじめ、プレミアムなブランドの位置付けにふさわしいステータスと個性を表 現している。特にDS Wingsと呼ばれるグリル部分は、シトロエンの伝統を受け継ぐDSモデルへのオマージュとなっている。

インテリアは、最新の7インチタッチスクリーンをコックピットに設定。幅広い接続サービスが操作可能となる。

パワートレインには、ガソリンエンジン（165hp）＋6速AT、ガソリンエンジン（210hp）＋6速MT、ディーゼルエンジン（120hp）＋6速MT、ディーゼルエンジン（150hp）＋6速MT、ディーゼルエンジン（180hp）＋6速AT、ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせた4輪駆動のハイブリッドという数パターンが設定されている。

新型DS5 MOON DUST

フロントグリルは、航空機を思わせるような質感あるマットグレーの車体と、特殊仕上げをしたクロームパーツの上で、ひときわ重厚な存在感を主張している。フロントのクローム仕上げは特に艶やかで、ダーククローム仕上げとなる他のスタイリングパーツと対照した輝きを放つ。

フロントエンドには、DSモノグラムを強調する特徴的な刻印やグラフィカルなデザインを施した六角形のDS Wingsグリルを備え、ヘッドライトでは、内部から発光する 2 本のウィ ングが、気品ある輪郭を演出。

インテリアでは、座席カバーに最高品質の素材を用い、伝統的な革製品だけに見られる高度な技巧を施している。内装に使用している素材は、ウォッチストラップステッチを施した艶のあるブラウンの座席カバーから、プリーツの入ったシルク地を硬質のマカッサル黒檀でトリムしたドアパネルまで、各所に高いデザインを誇る。

パワートレインには、ハイブリッド型ディーゼル・エンジンを搭載する。

2015年版「DS21 PALLAS」

2015年版「DS21 Pallas」は、1955年当時のDSから綿々と続く歴史へのオマージュモデル。デザイナーらは、このDS21 Pallasにブランドが誇る遺産と現代の優れたコンセプトを組み合わせ新たに表現。出品するモデルは、エクステリアにDS5のイメージカラーであるインクブルーをまとい、内装には「クリオロ」と呼ばれる専用色の最高級セミアニリンレザーを使用している。

Divine DS

2014年のパリモーターショーで初公開されたDivine DS では、DS ラインの DNAを凝縮し、同時に未来を形にしている。4ドアながらコンパクトにまとまった外観、艶やかでパワフルな、独特のグラフィックテーマ、そして大胆な内装の仕上がりは、DSならでは。が搭載する先端テクノロジーには、レーザーヘッドライトをはじめ、最適な流線形を作り上げるリアウィンドウ上部のスラット、オンボードのリアビューカメラ、卓越したデジタル表示のコックピットなどがある。