ベントレー、2016年モデルをジュネーブショーで世界初公開
Bentley Motorsは、「Bentley Continental GT(ベントレー コンチネンタルGT)」のマイナーチェンジモデルなどを3月3日、『ジュネーブモーターショー』にて世界初公開すると発表した。
ベストセラー作となった、ベントレー コンチネンタルGTシリーズの更なる販売増を目指すべく、新型では外装デザインのリフレッシュなど、多岐に渡る変更を受けた。
また、「Flying Spur(フライングスーパー)」については、パワートレインの改良をはじめ、車載テクノロジーやインテリアの快適装備などを中心にアップグレードしている。
なお、日本でのデリバリーは2015年秋頃を予定しており、それぞれのモデルの価格に関しては現在未定。(2015年2月18日現在)
コンチネンタルGTのエクステリアが進化
新型「コンチネンタルGT」は、新デザインを採り入れてエクステリアが一新される。フロントはバンパーを新しくし、ラジエターシェルを小型化、さらにフェンダーのデザインを強調することで堂々とした迫力ある顔つきに仕上げている。
フェンダーにはBをかたどったメタリックの優雅なフェンダーベントを追加し、フロントのアーチ形状からリアへと流れるベントレー独特のパワーラインに味わいを加える。フェンダーのV8 SバッジやW12バッジも、GT Speedバッジと同様に光沢のあるクローム製に変更される。
また、リアは空力を考慮してトランクリッド後端部の形状を変更するとともに、全体をくっきりとした印象にまとめ上げた。リアバンパーは形状を見直しワイド化することで力強さを表現し、車幅いっぱいにブライトウェアを装着。V8 SとGT Speedについては、リアディフューザーのデザインを変更し、コンチネンタルファミリーの中の高性能モデルという位置づけを明確に打ち出している。
足回りには20インチと21インチの新しいデザインのホイールが加わり、エクステリアの完成度を高めている。GT V8とGT W12に標準装備されるのは新しくなった20インチホイールで、トリプルスポーク6本のデザイン。V8ではペイント仕上げ、W12では機械加工によるポリッシュ仕上げが施された。
Mullinerドライビング・スペシフィケーションのホイールは21インチのツインスポーク7本のデザインに変更し、仕上がりの色はグラファイトグレー、スポークは機械加工によるポリッシュ仕上げとなる。
さらに、V8 SとGT Speedには、これまでの21インチホイールに加え、21インチ5本スポークのディレクショナル・スポーツホイールが新たに加わる。
エクステリアカラーには、Marlin(鮮やかなメタリックブルー)、Camel(落ち着いたゴールド)、Jetstream(明るいメタリック・ライトブルー)の3色を追加。GTの特徴的なシルエットを一層引き立てている。
モダンに洗練された至高のキャビン
コンチネンタルファミリーのキャビンも、ラグジュアリーな雰囲気にさらに磨きをかけている。ゆったりとした4つのシートにはフルーティング・パターンと呼ばれる現代的な縦溝の模様をあしらった。一方、Mulliner ドライビング・スペシフィケーション(GT Speed に標準装備)のシートには、英国製の上着を思わせるような、小ぶりでタイトなダイヤモンドキルト模様を配している。
さらに、ドライバーが操作する各種装置も一新された。オプション装備として、人間工学とスポーティさを今まで以上に重視したステアリングホイールを用意するとともに、サイズを大きくしたギアシフトパドルには手触りのよいローレット加工を施した金属製の飾りが施されている。
コンソールの至る所に使用されているブライトウェアも新しくなり、運転席のインストルメントパネルのメーターや表示も現代的な印象に様変わりする。そして、新しいインテリアにはLEDが採用された。センターコンソールのギアレバー周囲も、各種操作装置との調和を図り、黒に変更。
V8とV8 Sの各クーペモデルには、左右後席の間に新たに収納スペースが設けられ、この収納スペースは普段は隠れて見えないが、iPadなどのデバイスを収納・充電することができる。
W12の性能と効率をアップ
新しいエクステリアのコンチネンタル GT W12は、6リッターツインターボW12の強力なパワートレインを採用。エンジンの最高出力が575PS(423kW)から590PS(434kW)に向上、最大トルクは700Nmから720Nmにアップしている。
出力向上と同時に、燃費も最大で5%向上した。GT W12に導入される気筒休止システムは、アクセルを軽く踏み込んで走行する時に12気筒の内の6気筒を休止するシステムで、走りを犠牲にすることなく燃料消費量を低減し、CO2排出量を329g/kmに抑えるとともに、複合モード燃費14.1 l/100kmを実現する。
ラグジュアリーなオプションが充実したラグジュアリーなオプションが充実したフライングスパー
ベントレーの4ドアラグジュアリーセダンである「Flying Spur(フライングスパー)」は、車選びにこだわりがあり、社会的ステータスを確立した方にぴったりの一台であることに変わりないが、2016年モデルではオプションがさらに充実し、注文仕立ての味わいを一層楽しめるようになる。
新しい20インチホイールは、トリプルスポーク6本のデザインで、フライングスパーのV8モデルにもW12モデルにも取り付け可能。仕上げ方法は3種類となる。一方、フライングスパー W12のMulliner仕様のホイールは、2種類設定されている。
フライングスパーの優美なキャビンにも使いやすさを考えたモダンな装備を追加し、インテリアのデザインと使いやすさが高く評価されているベントレーに相応しい仕上がりとした。
運転席のメーター類を現代的な印象の表示に変更し、ステアリングホイールのデザインはスポーティさを強調。オプションのギアシフトパドルにはローレット加工で装飾した金属製フィニッシャーを装着。装備の充実だけではなく、エクステリアカラーにもコンチネンタル GTと同じくMarlin、Camel、Jetstreamの新色が加わる。レザーにはShortbreadとCamelを追加する。
625PS(460kW)の出力と800Nmのトルクを発生するフライングスパーのW12エンジンは、高効率を実現し、グランドツアラーとしての性能が格段に向上。コンチネンタル GT W12にも採用されている気筒休止システムが、燃料消費量の低減と航続距離の増大、そしてCO2排出量333g/kmの実現に貢献している。
ベントレー Motors 会長兼 CEO Wolfgang Dürheimer氏のコメント
「ベントレーは、グランドツーリングに適した最上級の快適性に加え、妥協のないラグジュアリーとパフォーマンスをお届けしています。2016年モデルの新装備は、その魅力をさらに向上させるものです。私どもはお客様の期待に応えるべく、今回の刷新を通し、今まで以上にスタイリッシュで、高効率で、ネットワークに接続でき、実用性に優れた車を目指していきます。」
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