レクサス「RC F」レクサス最強のモンスター【ピックアップカーソムリエ】

レクサス RC F

【カーソムリエレポートって何?】

カーソムリエ検定に合格した『カーソムリエ』が、話題のクルマを実際に試乗して書いたレポート。それがカーソムリエレポートです。

本日はレクサス RC Fをピックアップしてお届けいたします!

▼レクサス最強のモンスター(カーソムリエ ファ爺さん)

▼FR世界最高峰ハンドリングカー(カーソムリエ LEXUS ISF オーナーさん)

★★ レクサス RC Fの他の試乗レポートはコチラ ★★

レクサス RC F

10月23日より発売開始されたレクサスの高性能クーペ新型「RC F」。RC Fは、アグレッシブな意匠とサーキット走行ができる本格的プレミアムスポーツカーであり、“F”のスポーツイメージをけん引していくモデルである。同日に発売したスポーツクーペ新型「RC」をベースに、エンジン、足回り、空力パーツなどに専用装備や先進技術を採用。走りを愛するすべてのドライバーに、非日常的なドライビングプレジャーを提供する。

レクサス最強のモンスター(カーソムリエ ファ爺さん)

レクサス RC F
レクサス RC Fレクサス RC F

総合評価:4.1/5.0

外観デザイン:5.0/5.0

インテリア:4.0/5.0

走りやすさ:3.3/5.0

-オススメポイント-

レクサスRCFを名古屋まで行って試乗。レクサスではスポーティーな車というとISFがあるが、これはあくまでセダンベース、さらに噛み砕くとアルテッツァベース。SC、ソアラはラグジュアリーだったがスポーティーな雰囲気はあるがスポーツかと言われると疑問符がつく。LFAは現実的ではない。そんなラインナップに突っ込んできたのがこのRCF。RCFですらかなりのモンスターマシンなのにこれはケタ違い。

エクステリアはRC同様正統派クーペでいかにも速そう。ホイールのスポークも細くてかなり鍛造で丈夫に作られているんだろうと感じさせる。

インテリアはセダンのような快適性はないものの、高級感はさすがのレクサス。

何よりRCFの特徴はエンジン音がとても美しいこと、それを車内にもとどろかせてくれること、そしてその走り。5000ccのエンジンでこの軽量ボディなのでぶっとんでいく。公道での試乗なのでパワーの1割も発揮できない環境ではあった。ディーラーの説明では、スポーツプラスモードにすると、なんと普通にニュルブルクリンクでも走行できてしまうクオリティで作っている。この制限速度の日本でかなりもてあますパワーなので、頻繁にサーキットなど行く人のためのスポーツマシン、いやレーシングマシンだろう。

-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-

同じ。

-不満点-

公道では使わないほうが良いポテンシャル。公道ではあまりに持て余すそのポテンシャルにかえってストレスが貯まるだろう。

-運転後の感想-

日常での使用は2点としたが、日常的にサーキットに行く人であれば5点となる。長距離ドライブは3点としたが、耐久レースみたいなものに出場するなら5点となるだろう。これはスポーツカーというよりもレーシングカーに近い。ただでさえモンスターなRCに手を施すとここまでのレーシングカーになるとは。ポルシェに乗ったときよりも興奮ははるかに大きかった。さすがモータースポーツ好きの豊田社長。

レクサス RC Fレクサス RC Fレクサス RC Fレクサス RC Fレクサス RC F

FR世界最高峰ハンドリングカー(カーソムリエ LEXUS ISF オーナーさん)

レクサス RC F
レクサス RC Fレクサス RC F

総合評価:3.8/5.0

外観デザイン:5.0/5.0

インテリア:3.4/5.0

走りやすさ:4.3/5.0

-オススメポイント-

Myディーラーであるレクサス○○にて、ベースグレード(FR 8SPDSモデル)をレクサスメンテナンスケア時の代車として、ほぼ1日お借り出来ました。

エクステリア

ベースモデルであるRCとの外観上の違いは、2UR-GSE型5リッターV8直噴エンジンを収める為に、膨らんだエアスリット入りボンネット、フロントスピンドルグリル内左右端に開けられたエアダクト、フロントフェンダーにはエンジン放熱用のスリットが入り、前後異径19インチBBS鍛造ホイール&タイヤ、スリット入りブレンボ製ブレーキシステム、リアフェンダーには、フェンダーモールが装着、Fモデルのアイデンティティである4本出しマフラー出口は、ディフェイザーでは無く、キチンとマフラーテールパイプが出ており、リアウィングは電動可変式になっている点です。 分かる方には分かる本物のスーパースポーツモデルらしいエクステリアデザインでした。

インテリア

ボディースーツからヒントを得たと言う独自のデザインのシートヒーター付きセミアニリン製本革ミバケットシート、タコメーターが中央に装着された可変式メーター 随所にあるFエンブレム等、ラグジュアリー&スポーティなインテリアデザインでした。

走行インプレッション

2UR-GSEエンジンの、エンジンスタート時の重低音による爆音に近い演出は相変わらずで、ノーマルモードでのアクセルレスポンスは、初期型ISF同様にややモッサリとした点が気になりますが、スポーツモードにした際には、トランスミッションのショックのあるレスポンス同様に、俊敏に変化するメリハリのある車です。 注目のVTDシステムですが、ノーマルモデルでは、攻め込んだ際にはオーバーステア気味の挙動を示す車も、ニュートラルな動きに近く、癖の無い世界最高峰のハンドリングを持つFRカーでした。

-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-

同じ。

-不満点-

ありません

-運転後の感想-

国産車最速のドリフトマシンです。

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