【フランクフルトモーターショー2013】フォルクスワーゲン、「e-Golf」「e-up!」などを発表

フォルクスワーゲンは、フランクフルトモーターショー2013（プレスデー：2013年9月10日〜11日、一般公開日：9月14日〜22日）にて、「e-Golf」（量産を前提にしたゼロエミッション車）や、「e-up!」、さらに新型「ゴルフ R」、コンセプトカー「ゴルフ スポーツバン」を世界初公開した。

e-Golf

新型「ゴルフ」をベースに開発され、「e-up!」に続く同社のEVモデル。

搭載するモーターは、113bhp、27.5kg-mのパワー・トルクを発生し、0-100km/hが10.4秒、最高速度は140km/hを達成。航続可能距離は190kmとなる。

設定されているドライビング・モードはエコとエコ+ の2種類。オプションにてコンバインド・チャージング・システムを用意する。

今年の終わりごろオダーが開始され、現在価格は未定。

e-up!

フォルクスワーゲンの新世代コンパクトカー「up！」のEVモデル。

フロントアクスルに搭載される小型モーターは、最大出力82ps、最大トルク21.4kgmを発生。二次電池は蓄電容量18.7KWhのリチウムイオンバッテリーで、床下にレイアウトされる。

車両重量は1185kg。0-100km/h加速は14秒以内で、最高速は135km/hを達成する（リミッター作動）。1回の充電での最大航続距離は150km。急速チャージャーを利用した場合、バッテリー容量の80％を30分以内で充電することが可能となる。

「e-up！」の商用版『e-load up！』

また、9日に行われたフランクフルトモーターショー2013のプレビューイベント「フォルクスワーゲングループナイト」では、「e-up！」の商用版『e-load up！』が公開された。

『e-load up！』は、e-up！と共通のパワートレイン、同様の5ドアボディながら、車体の後部に荷物を載せる商用車の為、リアサイドの窓ガラスにボディ同色パネルを設置。フェンダーやバンパーには、配送時の軽微な接触からボディを守る樹脂製モールが装着されている。

ボディサイズは、全長3540×全幅1645×全高1477mm。最大積載量は306kg。荷物スペースの広さは、通常時が951リットル。後席を倒した場合は、最大1400リットルに拡大する。

Golf Sportsvan

「MQB」を採用する7代目「ゴルフ」「ヴァリアント」に続く第3弾モデル。5代目ゴルフから派生した「ゴルフ プラス」の後継モデル。

ボディサイズは、全長は4,338mm×全幅1,807mm×全高1,578mm。ホイールベースは2,685mmで、新型ゴルフに比べると全長83mm、全幅8mm、全高126mm延長されている。荷室は、フロント・オーバーハングを切り詰め、リア・オーバーハングが拡大されている。

荷室容量は通常時で498リッター（ゴルフ プラスより74リッター拡大）。前側に寄せれば585リッター。後部座席を倒すと最大1,512リッターとなる。助手席のバックレストを折り畳むと（オプション）荷室長が2,484mmに拡がり、長尺物も収容可能となる。

2014年の中頃から生産開始される予定。

ゴルフ R

新型『ゴルフ』シリーズの頂点に立つ高性能グレード。搭載する新世代「EA888」型2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、ターボチャージャー、吸排気系などに専用チューニングが施され、最大出力300ps/5500-6200rpm、最大トルク38.7kgm/1800-5500rpmを発生する。0-100km/h加速は、4.9秒で、最高速度は250km/h(リミッター作動)。

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