積載性が大幅に向上したダイハツ 新型ハイゼットカーゴ/アトレー│便利装備も充実して軽キャンパーもおすすめの1台を写真でチェック

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2021年12月に17年ぶりにフルモデルチェンジしたダイハツ ハイゼットカーゴ/アトレー。室内空間や荷室の拡大、先進運転支援システムの搭載など大幅刷新した新型モデルを写真と共に解説していく。

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  1. 好調な受注状況の新型ハイゼットカーゴ/アトレー
  2. 荷室空間を大幅刷新し、積載性能が拡大
  3. 商用車ながら充実した便利機能を備える
  4. CVTを新開発したほか、先進運転支援システムも充実

好調な受注状況の新型ハイゼットカーゴ/アトレー

ダイハツは、軽バンでTOPシェアを誇る「ハイゼットカーゴ」及び「アトレー」を17年ぶりにフルモデルチェンジし、2021年12月20日(月)より発売を開始した。その後、発売から1カ月時点となる2022年1月20日(木)までの受注状況では、新型ハイゼットカーゴの受注台数が月販目標5700台の2.3倍となる約1万3000台、新型アトレーの受注台数は約8000台と月販目標1000台の8倍もの好調なスタートを記録している。

先代のダイハツ ハイゼットカーゴは、2004年にデビュー。以来、マイナーチェンジを重ねてきたが、17年ぶりのフルモデルチェンジにより新型へバトンタッチ。また、アトレーは先代モデルの「アトレーワゴン」が5ナンバーだったのに対し、新型からは4ナンバー登録の商用車となり、新型ハイゼットカーゴの上級モデル的位置づけとなっている。

荷室空間を大幅刷新し、積載性能が拡大

ダイハツ 新型ハイゼットカーゴ/アトレーのエクステリアは、先代モデルに対し存在感を増し、車体側面を限界まで立たせたスクエアなものに。

さらに荷台フロアのフラット化や側面の凹凸を減らしたことにより、軽商用バンで重要な積載性が先代モデルから拡大(みかん箱なら65個から68個、パンケース66個から71個、畳8枚から9枚)。

また、荷台には「棚を作る/ハンガーを掛ける棒を付ける」といった際に便利なユースフルナット(穴)が多数付く。その数は先代モデルの倍となっている。

昨今の車中泊ブームもあり、この荷台の大幅刷新は新型ハイゼットカーゴ&アトレーを軽キャンパーに検討しているユーザーにも好影響だろう。

商用車ながら充実した便利機能を備える

インテリアは、運転席周りに収納スペースが多数備わるなど、機能性の高いものとなっている。新型ハイゼットカーゴの上級グレードには、スマートキー&プッシュボタンスタートが標準装備された。

また6.8インチないし9インチのスマホ連動ディスプレイオーディオがメーカーオプション設定されるなど、装備内容の充実は著しい。

後席は、荷室空間の確保や前席シート下にエンジンが搭載されることなどからやや足元空間は狭い。上級モデルの新型アトレーでもシートの座り心地はやや平板。この点は商用バン化もあり、やむを得ないといったところ。

CVTを新開発したほか、先進運転支援システムも充実

搭載するエンジンは、新型ハイゼットカーゴはNA(ノンターボ)とターボ、アトレーはターボのみを設定しており、2ペダル車には、従来の4速ATに代わり、新開発されたFR用CVT(自動無段変速機)が採用されている。新設されたCVT車の4WDには、2WD、4WDオート、4WDロックの3モードを持つ電子制御タイプが採用された。一方、5速MT車は、従来通り切り替え式のパートタイム4WDとなっている。

また、衝突回避支援ブレーキ機能をはじめとする先進運転支援システムでは、夜間の歩行者にも対応する自動ブレーキや、車線逸脱抑制機能といった充実した機能から構成されるスマートアシストの最新版が新型ハイゼットカーゴ、新型アトレーともに全グレードで標準装備される。

さらにアトレーの上級グレードには、停止まで対応する全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロール(ACC)と、車線の中央をキープしようとするレーンキープコントロール(LKC)も標準装備される。

ここまで、新型ハイゼットカーゴと新型アトレーの内外装や装備類について解説してきた。そのほか細かな部分などはフォトギャラリーでもぜひチェックしてみてほしい。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

ダイハツ/ハイゼットカーゴ
ダイハツ ハイゼットカーゴカタログを見る
新車価格:
110万円168.3万円
中古価格:
11万円431万円

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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