トヨタ 新型スープラ RZ(3リッターターボ) 実燃費レポート|イマドキのスポーツカーって、燃費どうなの!?(3/5)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:小林 岳夫・MOTA編集部
トヨタ 新型スープラ RZ(3リッターターボ) 実燃費レポート|郊外路編
■トヨタ 新型スープラ RZ(3リッターターボ) 郊外路での実燃費:14.8km/L
19インチは郊外の荒れた路面にはちょっとヘビー
郊外路の実燃費は14.8km/Lを記録。WLTCモード郊外路燃費12.9km/Lを上回った。
深夜で前後を走るクルマなどもなく時速50キロ以下でのんびり流していると、タコメーターは1000回転少々を指していて、ATのギアは7速に入っていた。19インチのワイドなタイヤを履くためやや神経質なところがあり、直進性や乗り心地にも影響を及ぼすところがある。17インチを履くベーシックなSZの乗り味も気になるところだ。
深夜といえば、新型スープラの6灯式LEDヘッドランプのアダプティブハイビームシステムが、暗い田舎道には有効だった。上下3個ずつのLEDを個別に制御するもので、不意に現れる対向車も眩惑させずに済む優れものだ。またコーナリングランプも兼ねており、交差点やタイトなワインディングなどでも役に立つ。
トヨタ 新型スープラ RZ(3リッターターボ) 実燃費レポート|高速道路編
■トヨタ 新型スープラ RZ(3リッターターボ) 高速道路での実燃費:18.7km/L
ロングドライブの快適度がグンと増した
新型スープラの高速道路での実燃費は18.7km/Lとなった。
せっかくのステージだから、アクセルをグッと踏み込みたくもなるが、これは燃費テストだからガマンガマン。でもそれが苦痛ではないのが面白いところだ。ATのシフトは80km/h時点で8速に入っており、エンジンも1,200~1,300回転程度で静か。タイトなシートのホールド感とともに乗り心地もまずまずで、音楽でも聴きながら淡々と高速を流すのも楽しい。同じコースを軽やミニバンでテストすると、思いのほかアップダウンがある都市高速で速度を一定に保つのは結構大変で、ボーっとしてると速度がどんどん低下するモデルも多々ある。そんなクルマばかりに慣れてしまっていたせいか、ちょっと踏み込めばあっという間に速度復帰できるし、一定速度で走るのも楽ちんなスープラは実に心地良い。3リッターを心の余裕として走る感じが、悪くないのだ。
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