日産 フーガ 500km実燃費レビュー【総評編】(2/2)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:オートックワン編集部
日産 フーガ 500km実燃費レビュー【総評編】
日産 フーガと金子氏 日産 フーガと金子氏 日産 フーガ 日産 フーガ 日産 フーガ 画像ギャラリーはこちら

フーガは日産のDNAを強く受け継いでいる

日産 フーガ

端正な出で立ちの先代フーガから、モデルチェンジによりガラリと趣向を変えたのが、現行フーガである。

エクステリアは抑揚の強いボディラインでまとめられるようになり、インテリアもさまざまな曲線を駆使し、情緒豊かに作り込まれている。革、ウッド(本物の銀粉を擦り込んだものも!)、金属などの素材の質感や色のコーディネーションにおいて、吟味に吟味が重ねられている。

無味乾燥なインテリアになりがちなフォーマルユースのクルマたちの中に、きっと一石を投じることになるだろう。また、「370GTの方が、よりスポーティ」と書いたが、250GTもスポーティである。

マーケットでライバルとなるであろうクルマの中では、抜群のドライバーズカーだ。

東関東道を富里から潮来に向けて走っていた時に、高速道路にしてはコーナーとアップダウンが連続する区間があった。そういうところでは、フーガ250GTはグッと踏ん張り、自然なロールでコーナーを駆け抜けていき、運転している実感がとても強かった。

先代フーガの前には、日産セドリックとグロリアというクルマがあった。それらのクルマにも、やはり「GT」というドライバーズカー指向のモデルが設定されており、男っぽく、走りを追求したクルマだった。フーガ250GTには、その面影が薄らと残っている。

最先端の意匠をまとって、カッコ良くモデルチェンジしたフーガだが、日産のDNAも強く受け継いでいる。

輸入車もライバルの射程範囲に入り得る、無視できないラグジュアリーカーだ。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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