光岡 新型「ビュート」発表会速報

「美しく、遊ぶ、人へ」

多くのユーザーから愛されてロングセラーとなった光岡の「ビュート」がフルモデルチェンジした。

光岡自動車は冬の間は雪に閉ざされる日本屈指の豪雪地帯である富山県で、25年間地道にクルマづくりを進めてきた。

「ビュート」は他には類を見ない個性的なデザインで、1993年の誕生から現在までの累計総生産台数が1万台を超えたという。

20年で1万台という販売台数は、他のメーカーに比べれば格段に少ないが、希少価値が高く個性的なデザインを重視するユーザーからは根強い人気を誇っているのだ。

3代目となる「ビュート」のベースとなる車両は、初代、2代目に引き続き日産マーチ（K13）。

エクステリアは初代を彷彿とさせるデザインで、女性だけでなく、男性にも人気があった気品に満ちたシルエットを復活させている。

内装に関してもオリジナルのインパネが採用されており、クラシカルな雰囲気に仕上がっている。

エントリーモデルは205万円（消費税込）から。

全グレードがエコカー補助金対象車（10万円）、エコカー減税は2WDが50％減税の対象となっている。

新型「ビュート」は完全受注生産のためオーダーから納車までは3ヵ月程度。

納期は少々かかるが、職人が自分のために丁寧に仕上げてくれていると思えば、納車までのワクワク感も楽しめるはずだ。

副社長の河村氏は「7月からはタイの工場でも生産され、現地の光岡直営店で販売が開始される。」と述べた。

今後はタイを足がかりにアジア諸国に販売網を広げていくことも視野に入れているとのこと。

新型「ビュート」は、日本だけでなく海外でも光岡ブランドが広く認知されるためのエントリーモデルとしての役割も担うことになるだろう。