メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)新型車解説/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
新型Cクラスにおける、徹底した軽量化への取り組み
従来型のW204型が日本に導入されたのが2007年の6月なので、ちょうどほぼ7年が経過したタイミングでフルモデルチェンジを迎えたメルセデス・ベンツの新型Cクラス。
先代W204型は日本でもインポートカー・オブ・ザ・イヤー2011-2012に輝いたほか、2011年と2012年には2年連続でセグメントナンバー1の販売を達成したばかりで、それほど新鮮味の薄れた印象もないところだが、並み居る競合車を相手に、より優位に立つべく、全面的に刷新して登場した。
新型Cクラスのボディサイズは、先代のW204型に比べて全体的に外寸がひとまわり大きくなった。
全長は4,690mmと約10cmも伸びたほか、ホイールベースは80mm増となる2,840mmに拡大。全幅は40mmワイドな1,810mmと、ついに1.8mを超えて競合車と同等となった。これにより室内空間も拡大し、W204型では不満も聞かれた後席ニースペースも拡大している。
技術的に注目すべき点はいくつかあるが、最大のハイライトは「軽量化への取り組み」だろう。
ボディシェルのアルミニウム使用率を約50%と、量産車としては例のないレベルに高めるとともに、高張力鋼板などを適宜組み合わせた軽量高剛性アルミニウムハイブリッドボディを採用。
さらに、ドアやボンネット、ルーフなど外板パネルの大半にアルミを採用するなど徹底した軽量化を図った結果、W204型と比べて、ホワイトボディで約70kg、ボディ全体で約100kgもの軽量化を実現した。
この革新的な車体の採用により、重心高が低下することで、よりスポーティで俊敏なハンドリングが得られるほか、騒音や振動、ハーシュネス特性が改善され、動力性能を犠牲にすることなく燃費を最大30%以上が向上するなど、数多くのメリットがもたらされた。
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