マツダが異例の発表!新型「CX-8」を年内発売、3列シートSUVで価格は300万円台前半を検討

マツダが異例の発表!新型「CX-8」を年内発売、3列シートSUVで価格は300万円台前半を検討
2017年中は発売される新型CX-8のインテリア 北米で販売されているマツダCX-9 北米で販売されているマツダCX-9 北米で販売されているマツダCX-9 北米で販売されているマツダCX-9 北米で販売されているマツダCX-9 北米で販売されているマツダCX-9 北米で販売されているマツダCX-9 マツダ 新型CX-5に搭載されている2.2リッタークリーンディーゼルエンジン マツダ 新型CX-5に搭載されている2.2リッタークリーンディーゼルエンジン 北米で販売されているマツダCX-9 画像ギャラリーはこちら

マツダの新型3列シートSUVは「CX-6」ではなく「CX-8」だった

驚いたことにマツダが突如『CX-8』という3列シートSUVのインテリア写真(6人乗り仕様)&超簡単なスペックを発表した。リリースによれば発売時期を「2017年中」としている。

今まで何回か記事でマツダが検討している新型3列シートSUVの件を紹介した通り、東京モーターショーでワールドプレミアし、年末頃に発売ということなんだろう。

しかしマツダはナゼ、このタイミングで発表したのか?

漏れ伝わるウワサによれば、度重なるスクープ報道でマツダへの問い合わせが激増。対応に困り「こうなればある程度の情報を流そう」となった?

興味深いことにマツダ側も「リリースを出すなら写真の1枚くらい無ければおかしい」と考えたようだ。外観は難しいということで、インテリアを添付してある。ジックリとチェックしてみたら、いくつかの「なるほど」が。最大の収穫は「ずいぶん高級な雰囲気を狙ってますね」。

写真は本革シートで、2列目にセンターアームレスト付きのキャプテンシート。3列目シートも2ドアクーペの「何とか座れる+2シート的」でなくプレマシーサイズの居住性を持たせている。レンジローバーレベルでこそないものの、ボルボくらいのイメージに仕上げてくるようだ。

>>マツダの新型SUV、CX-8(CX8)の最新情報はこちら

全幅はCX-5と同じ、しかし全長はプラス355mm

昨日にもマツダの3列シートSUVのニュースをお伝えしたが、内容通り「クルマ好きを狙ったカッコ良い3列シートSUV」と考えていいだろう。

驚くべきはボディサイズ。全幅の1840mmこそCX-5と同じながら、全長が4900mmもある! CX-5の全長4545mmから355mmもストレッチしている。3列目シートの居住性を確保するためホイールベースだって230mmも長くなった。

これだけ大きくなると見た瞬間CX-5よりハッキリ格上のクルマに感じるハズ。ということから想像すれば、CX-8のコンセプトや価格帯が容易にイメージ出来てしまう。けっこう高価だと言うこと。

関係者によると、CX-5との差別化も考慮し、価格は300万円台前半で検討しているそうな。CX-5より大きい分で20万円、3列シート分で20万円の合計40万円高くらいになるイメージか。

ちなみにエンジンは2200ccのディーゼルだけというアナウンス。となると自動ブレーキ付きの『プロアクティブ』であれば340万円くらいか?

果たして、マツダの思惑通り新型「CX-8」がミニバンの代わりとなる存在になれるか、発売が楽しみだ。

[Text:国沢光宏]

>>マツダ 新型CX-8の写真とCX-9を写真で比べる

■新型 マツダ CX-8 車両概要

マツダ 新型CX-5に搭載されている2.2リッタークリーンディーゼルエンジン

ボディサイズ:全長4900×全幅1840×全高1730(mm)、ホイールベース2930mm

 パワートレイン:2.2リッタークリーンディーゼルエンジン、SKYACTIV-DRIVE(6速自動変速機)

乗車人数:6人/7人

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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