その乗り味は「初代ロードスターの再来か」発売直前、新型ロードスター 詳細解説+試乗記/渡辺陽一郎(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正・小林岳夫・マツダ株式会社
2014年、世界同時発表で話題となった新型ロードスターがいよいよ発売される!
“走る楽しさ”はどのクルマにも必ず宿っているものだが、それを分かりやすく突き詰めたのが2シータースポーツカーの「マツダ ロードスター」だ。
ロードスターは歴代モデルともに、ドライバーが自分の手足のように操ることが出来る運転感覚を目指してきた。そのことを、マツダでは「人馬一体」と表現しており、その実現には小さくて軽いボディ、入念に造り込まれたサスペンション、適度な動力性能を発揮するエンジンなどが求められる。
初代ロードスターは1989年に登場したので今では26年が経過。そして、昨年2014年8月4日に日本、アメリカ、欧州で同時発表された4代目の新型「ロードスター」が2015年、いよいよ発売される。当新型車解説では、3月20日に公開された詳細スペック、グレード&価格についての解説のほか、新型ロードスターへの試乗も叶ったので、それらを交えて解説していきたい。
先代からさらにシェイプアップし、引き締まったボディでスポーツカーらしい造形に
4代目の新型ロードスターは、CX-5以降に登場した他のマツダ車と同様に「SKYACTIV」と呼ばれる技術で統一される。そのために名称は「SKYACTIV-BODY」「SKYACTIV-Chassis」となるが、プラットフォームなどは既存の車種とは異なる。
今日のマツダ車では唯一の後輪駆動車で(OEM車を除く)、先代の3代目ロードスターと比較しても設計を刷新させており、あらゆる部分が新開発となっている。
まず、ボディスタイルについてはエンジン、サスペンション、乗員の配置、トランクスペースといった各要素を決めた上で、なるべくボディがコンパクトに収まるようにデザインされた。
スポーツカーの場合、外観の造形が先行しそうだが、ロードスターではコンテンツが主体になる。LEDヘッドランプも、ボディの前側が長くならないことも考えて採用した。
結果、全長は3,915mmで、先代型に比べると105mm短い。全幅は15mm広がって1,735mm、全高は10mm下がって1,235mmになる。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は20mm短い2,310mmだ。
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