日本版コンシューマレポート-マツダ プレマシー ユーザー試乗レビュー-(2/6)
- 筆者: 桃田 健史
プレマシーのユーザー評価・レビュー/エクステリア
「自分表現なんですよ。結局ミニバンの購入動機は」
プレマシー開発責任者の松岡さんは、言い切った。マツダ社内で、ミニバン購入におけるユーザーの心の動きを探ったという。
そして、分かった。これまでの自動車造りが通用しないことを。
では「プレマシー」の外観は、ユーザーの自分表現を満足させているのか?
以下、年代別の外観イメージ、さらにエクステリアについての全コメントを紹介する。
プレマシーの「エクステリア」に関するユーザーコメント
・実際に見てみると、思ったよりフロントからの印象がよかった (新潟県 ヒロサワさん)
・マツダとして統一感があり、メーカーとしてのイメージを表現している (岡山県 孤独なドラマーさん)
・実車では側面のパネルが写真で見た時よりもさらにエッヂが際立っており、新鮮かつ高級感のある外観デザインであった (福井県 ヒガシタニさん)
・試乗車がプレマシーの20Sでした。アルミでフォグランプがついていました。キリッと目が上がった感じのフロントで、マツダらしいと思いました。旧型よりも、スポーティな感じを受けました (埼玉県 ひろさん)
・マツダらしさを感じるアイデンティティーの際立つデザインだと感じました。リアとホイールももっとマツダらしさを出してもよかったように思います (群馬県 nqi11455さん)
・フロントマスクは重たい感じがしたが、サイドは川の水が流れるような綺麗なデザインでした (京都府 ヤマダさん)
・フロントマスクが重い。切れ長のライトではあるが、黒い部分が多いので安っぽい。サイドの流れるようなデザインは綺麗だが、水あかが残りやすく汚れが目立つ (愛知県 sue194さん)
・最近のマツダのフロントデザインはマンネリ化傾向が著しい。もうすこし意表をつくようなデザインにして欲しかった (福井県 シモムラさん)
・流れコンセプトに基づいた美しいデザインだと思います。フロントは個人的に好きではありませんが、サイドとリアは好きです。 (兵庫県 のりぼうさん)
・サイドビューのNAGAREデザインはライバル車に対してアドバンテージとなるほどの流麗さで、3ナンバーサイズのゆとりが存分にもたらされているプレス加工です。リアのデザインはひと昔前の感じがします。カペラ?でしょうか、そんな感じです (千葉県 だいのすけさん)
・サイドラインのNAGARE?のプレスがエクボやちょっとしたキズでも直せないので基本的に交換になると営業の方に言われました。スポーツカーならわかりますがミニバンには必要ないと思います (福岡県 はるさん)
・ちょっと重い感じがします (神奈川県 intさん)
・サイドのキャラクターラインは不要な気がする。フォルム自体は悪くはないが、比較して良いかと言われると優れているという感じでもない。フロントはマツダらしくみんな似た感じで、ひとつ嫌ならみんな嫌になってしまう。マツダの車とすぐわかるという点ではよいかも。個人的にはまあまあ好き (静岡県 cordiaさん)
・流れるようなデザインがかっこいい (福井県 マッキーさん)
・エヴァンゲリオンの使徒の顔の様です。 (千葉県 とんさん)
・前から見たときのへんな左右の空気口がダサくて乗るの恥ずかしい (東京都 綾子さん)
・ファミリーカーという感じの印象で、落ち着いた感じではある (埼玉県 とむさん)
・全体的にMPVを小さくしたようなデザインと、フロントフェイスは従来のマツダ車独特のデザイン、また流れをイメージしたデザインどれも自分好みで全体的にまとまってると思います。 (福島県 グーぴこさん)
・思ったよりも小さいです。 (京都府 シンさん)
・写真で見るより実物の方がイマイチです。フロント・リアデザインは好みではない感じです。 (埼玉県 バンさん)
・スマートな感じと思う (大阪府 ヤマグチさん)
・デザインのなめらかさを感じた (福井県 フジイさん)
・フロントはスッキリシャープでカッコ良いと思うが、リアのデザインがイマイチなので勿体ない! (岐阜県 マエダさん)
・割とスタイリッシュな感じで、かっこいい。 (福井県 カワセさん)
・マツダらしいデザイン (山形県 ナナさん)
・流れるようなデザインは、サイドから見たときに際立つ気がします。 (千葉県 ゆーこさん)
・かっこいい (愛知県 コウムラさん)
・笑っているようなマスクは、あまり好きでない。 (大分県 ごっちゃんさん)
・新しいデザインを感じさせる。フロントは口を開いたような感じなので、いまひとつのデザイン。 (兵庫県 オカバヤシさん)
・全体的に新生マツダのデザインなので、好き嫌いが分かれると思う。 (大阪府 キヤマさん)
・サイドを走るNAGAREのデザインは実車ではさほど目立たないので、気になることはありません。テールランプのデザインが野暮ったいのは残念です。 (兵庫県 GONTAさん)
以上、筆者の想像を超えるレベルで、マツダのデザイナーたちの気持ちがユーザーに届いていた。デザイン原型となったコンセプトモデル「NAGARE」の存在を知っている人も多かった。
マツダ側の主張は、「ひと目でマツダらしさ」「自然界の動き、そのままでなく、その気持ちを込めたアレンジ」「水の流れ、環境への思いをカタチに」「サイドビューは、水の流れがフェンダー部分で切れ、その波紋を描いて流れていく」「リアビューは岩を水が大きく乗り越える」「インパクト」「イノベーション」「ダイナミックでエモーショナル」「スライドドアのフラット感をなくす」「燃費に効くデザイン」「カラーリングで印象が大きく分かる」等だ。
まあ、一言でいえば、昔ながらの「カッコいい」というイメージ。それが「プレマシー」が求めたカタチだ。
背が低く、多人数用でもスタイリッシュ。「カッコ良さの王道」は、ユーザーに届いたようだ。
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