マツダ 新型デミオ グレード比較(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:オートックワン編集部
マツダ 新型デミオ 13-SKYACTIV(1,400,000円)
10・15モード燃費「30km/L」を達成した新グレード
新グレードの「13-SKYACTIV」は、何といっても新開発のSKYACTIVエンジンを搭載しているのが最大の特徴だ。
排気量は、1,348ccから1,298ccへとやや小さくなっている。パワー&トルクも、67kW/124N・mから62kW/112N・mへと僅かだが低くなっている。
だが、燃費は従来からの13Cが「21.0km/L」、またミラーサイクルエンジンとCVTを組み合わせた13C-Vが「23.0km/L」であるのに対し、13-SKYACTIVでは「30km/L」へと大幅に向上させている。
装備は、低燃費運転を促す「インテリジェント・ドライブ・マスター」が標準装備されるほか、i-stopとの関係で横滑り防止装置の「DSC」も標準となり、エアコンもフルオートになるなど充実度はまずまず。
従来は全車標準だったブレーキアシストは、今回のマイナーチェンジで13-SKYACTIVと1.5Lエンジンのスポルトだけに標準となった。
逆に、今回のマイナーチェンジで大半のモデルに標準となった後席中央の3点式シートベルト&ヘッドレストレイントは、13-SKYACTIVではオプション設定。これは何とも残念なところである。
13-SKYACTIVではオートライトシステムやレインセンサーワイパー、LEDドアミラーウインカーなどとセットで5万円のオプション設定になっている。この5万円は値打ちモノの価格なので納得して装着すれば良いが、肝心要の13-SKYACTIVなのだから、標準装備して欲しいところだった。
もうひとつ、何とも残念なのが車両重量が1010kgになってしまったこと。従来は4WD車や1.5LのAT車など、一部のグレードが1000kgを超えていたが、大半のグレードが1000kg以下だったのに、今回の13-SKYACTIVは1010になった。
結果、年間の自動車重量税が5000円余分にかかることになるので、その分を割り引いて考えなければならない。
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