発表直前!マツダ新型CX-5の全貌が明らかに!判明した詳細スペックからCX-5の実力を徹底解説(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
初代CX-5の発売から風向きが変わったマツダ
マツダはもともと優れた技術を備えていながら、それを上手に活用して利益を高めることがあまり得意ではなかった。
しかし2012年に初代マツダCX-5を発売した時からは状況が変わった。
プラットフォームからエンジンまで、多岐にわたるメカニズムを新たに開発して「スカイアクティブ」と名付け、走行性能や乗り心地を飛躍的に向上させた。高性能と低燃費を両立させた新世代のクリーンディーゼルターボはその象徴だろう。
また「魂動デザイン」と名付けられたボディスタイルも新鮮でスポーティだ。メカニズムに優れた性能を外観にも表現することで、車両全体の魅力を高めた。
今日のマツダ車は以前に比べると車種数を絞っており、ミニバンのマツダ プレマシーとマツダ ビアンテに至っては2013年の中盤以降は改良をまったく施していない。
そのためにマツダ車全体の売れ行きは伸び悩むが、CX-5以降の商品力は着実に進化している。
いよいよ新型CX-5のスペックが明らかに!
そして2016年12月9日、2代目新型CX-5におけるスペックなどの全貌がいよいよ明らかになった。新型CX-5の登場によって、スカイアクティブと魂動デザインは新たな段階へと踏み込んでいく。当記事では、新型CX-5の全容について解説していきたい。
まず新型CX-5の外観については、いわゆるキープコンセプトだ。基本的なフォルムは先代のイメージを強く残している。その上で「成熟した骨格/品格のあるフォルム/仕立ての良い質感」をテーマにデザインを一新させた。
フロントマスクはグリルを先代よりも大きく見せて、ヘッドランプは大幅に薄型化した。グリルの中央から下側を縁取るメッキパーツは、ヘッドランプの下側まで回り込む。メッキされたウイング形状が先代よりも分りやすい。
フロントピラー(柱)は35mm後退させて、先代以上にボンネットを長く見せている。ボディを横方向から眺めると、先端部分からフロントピラー付近までの形状がコンパクトなマツダCX-3に似てきた。
ボディサイズは全長が4545mm、全幅は1840mm、全高は1690mmだ。先代型とほぼ同じで、全長は5mm増えて全幅は等しい。全高は15mm低くなった。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2700mmで変化はない。
寸法的には新旧の違いが分りにくいが、フロントマスクは相応に変わったので識別はしやすいだろう。最小回転半径は5.5mで変化はなく、狭い道や駐車場での取りまわし性は同等と考えて良い。
インパネのデザインは、外観と同等かそれ以上に刷新された。
先代CX-5のインパネは、発売当初はエアコンの操作パネルなどが収まる中央付近を縦基調にしていたが、マイナーチェンジで全体を水平基調に変更している。
新型CX-5ではこの度合いがさらに強まった。エアコンの吹き出し口と助手席前側の装飾が直線的に並び、横方向の広がり感も強調した。インパネが薄くなったように見える。
また前席の中央に配置されたATレバーなどが収まるセンターコンソールは、少し持ち上げて装着されてシフトノブの位置は先代CX-5よりも60mm高い。エンジンの後方にトランスミッションを配置する後輪駆動車を連想させ、BMWに近づいた印象も受ける。
インテリアでは座り心地が改善、後席シートの着座位置も見直される
運転姿勢はマツダの考え方に沿って、ドライバー/ハンドル/ペダルの配置にこだわった。前輪駆動車でありながら、ペダルが前輪の収まるホイールハウスを避けて左側に寄るのを抑えている。
後輪駆動車のように、ドライバーが足を自然に前方へ伸ばして操作できるようにした。シートの座り心地も進化させ、背もたれにはサスペンションマットを採用。背中がしっかりとフィットするようにした。
座面には高減衰ウレタンが使われ、路面の状況を知らせる振動は伝えながら不快感は抑える配慮を行った。
後席は着座位置を10mm下げて、背もたれの角度、座面のウレタンなどを見直した。新型CX-5は先代に比べて全高が15mm下がり、同じ数値だけ室内高も減ったので、座り心地を最適化して頭上空間を保つ配慮でもあるだろう。足元空間など後席スペースの広さは先代CX-5と同等だ。
荷室もほぼ同じ容量だが、床下の収納設備は容量を先代型の10リッターから20リッターに拡大した。電動開閉式のリヤゲートも新たに採用している。細かな使い勝手を向上させた。
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