マツダ 新型CX-5は”走る歓び”をドライバーだけに独占させない[発表会レポート]
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
世界のマツダ車の1/4を占める販売台数を誇るCX-5がフルモデルチェンジ
マツダの人気SUV、CX-5がフルモデルチェンジを果たした。2012年2月に日本市場でデビューを果たした初代モデルは、マツダのスカイアクティブ技術と”魂動”(こどう:SOUL of MOTION)デザインを初めてフルに採用した記念すべきモデル。以降登場してきたモデルをマツダでは”新世代商品群”と呼ぶ。その新世代商品群第一弾となった初代CX-5は、2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーを始め世界で約90もの賞を受賞するなど、世界的にも高い評価も得た。
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2012年および翌2013年にはSUVカテゴリーの国内SUV販売台数No.1を獲得。また2013年には中国での生産も開始し、2015年4月には早くも世界累計100万台の生産台数を達成した。今では140万台を超える販売実績を誇り、世界のマツダ車販売台数の中で1/4を占めるほど、同社にとって非常に重要な世界戦略モデルへと成長を遂げている。
開発テーマは『”走る歓び”のさらなる深化』
そんな中、2016年11月のロサンゼルスショーで世界デビューを果たした2代目のCX-5。マツダの新世代商品群では初のフルモデルチェンジとなった新型の責任者、商品本部の児玉 眞也主査は、開発にあたり『”走る歓び”のさらなる深化』を掲げる。
マツダ車といえば、走りの良さや楽しさがひとつの大きなウリとなっているが、新型ではその”走る歓び”をドライバーのみならず、乗員全てに与えようと”深化”させたというのだ。
CX-5の国内販売で7割近くを占める”SKYACTIV-D”2.2リッターターボディーゼルをはじめ、2.0と2.5リッター、2種類の”SKYACTIV-G”ガソリンエンジンというラインナップは先代と同様。ただし、より一体感ある走りを追求し、様々な改良が施された。例えばディーゼルエンジンの過給圧制御をより緻密にし、今まで以上に意のままの加速を得られるようにしたり、静粛性を高める工夫を施した。
また、既に他の新世代商品群で採用が始まっている”G-ベクタリングコントロール”を初めて搭載し、乗員全員の快適度も増している。
これら新たに採用された技術の詳細については、2016年12月9日に掲載されたCX-5 新型車解説記事も併せて参考にして欲しい。
魂動デザインも深化し、より堂々と、より精悍に生まれ変わった
いっぽう魂動デザインについても同様に”深化”が図られている。
CX-5のチーフデザイナー諌山 慎一氏は、躍動感を表していた先代CX-5に対し、新型にはひとつの大きな動きで”スピード”感の表現を与えたと語る。先代モデルのエクステリアと比較して、よりシンプルに、しかしより堂々と、かつ精悍なシェイプとなったのが大きな特長だ。”立派になった”と言い換えても良いだろう。それでいてボディサイズは先代とほとんど変化していないというのだから興味深い。その印象は写真で見るよりも、実車を間近にしたほうが強いかもしれない。
さらに内装も含め品質を大きく高めており、欧州の名だたるプレミアムSUVモデルにも負けない高級感も加えられた印象だ。
2017年2月の販売開始に先駆け、全国6か所で先行展示を実施
そんな新型CX-5、本日2016年12月15日に予約受注を正式に開始。実際の発売開始は翌2017年の2月2日からとなる。全国の販売店に車両が配備されるのはまだ先となるが、今すぐ実車を見て、触れてみたい!というアナタに朗報がある。
全国6都市に限られるが、新型CX-5の先行展示イベントが開催されるのだ。
12月15日の渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)を皮切りに、東京駅 八重洲中央コンコース イベントスペース(12月16日~18日)、グランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザ(12月16日~18日)、名古屋駅 中央コンコース イベントスペース(12月23日~25日)、仙台AER 1階アトリウム(12月23日~12月25日)、新千歳空港 ターミナルビル2F センタープラザ(2017年1月7日~9日)、福岡ソラリアプラザビル 1階 イベントスペースゼファー(2017年1月7日~9日)と順に展示される。なお渋谷ヒカリエと名古屋駅を除き、新型ロードスターRFも同時にお披露目される。
深化を遂げた新しい魂動デザインをいち早く体感出来るチャンス、お見逃しなく。
[Photo&レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
マツダ CX-5 XD L Package[4WD] 主要諸元
全長x全幅x全高:4545x1840x1690mm/ホイールベース:2700mm/車両重量:1680kg(17インチタイヤ装着車は1660kg)/乗車定員:5名/最小回転半径:5.5m/駆動方式:i-ACTIV AWD(4WD/四輪駆動)/エンジン種類:SKYACITV-D 直列4気筒 DOHC 16V ターボチャージャー付 直噴ディーゼルエンジン/総排気量:2188cc/最高出力:175ps(129kW)/4500rpm/最大トルク:42.8kgf-m(420N・m)/2000rpm/使用燃料:軽油/燃料供給装置:電子式(コモンレール)/トランスミッション:SKYACTIV-DRIVE(6速オートマチックトランスミッション)/燃料消費率:17.2km/L[JC08モード燃費]/サスペンション形式:(前)マクファーソンストラット式(後)マルチリンク式/タイヤサイズ:225/55R19 99V(オプション:225/65R17 102V)/メーカー希望小売価格:3,526,200円[消費税込]
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