マツダ アテンザ 試乗レポート(1/2)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二/オートックワン編集部
マイナーチェンジにより上質感がさらに向上した
2代目アテンザを初めて目にしたのは、発表の少し前に先行披露された、2008年1月開催の東京オートサロン マツダブース。ショーモデルとしてドレスアップされていたことを差し引いても、次期アテンザはこんなにカッコよくなるのかと期待に胸膨らんだ。
ほどなく正式に発売されたアテンザをドライブする機会が訪れると、ルックスの良さを再確認するとともに、軽快でスポーティな走りに胸躍らせた。
マツダのクルマづくりの基本スタンスに、「あくまでウチはスポーツカーメーカーだ!」という自負が強くあるんだと思う。それはRX-8やロードスターにとどまらず、アクセラやデミオ、アテンザなどのような量販モデルからもヒシヒシと伝わってくる。
フルモデルチェンジからちょうど丸2年を経て、マイナーチェンジを受けた新しいアテンザは、前後のデザインをはじめ、アルミホイールの形状変更(従来に比べ17インチで1.0kg/本、18インチで0.8kg/本の軽量化)、新しいボディカラーも4色加わるなど、概観だけでけっこう変わっている。
インテリアも、要所要所にクロームメッキやピアノブラックが配されたことで上質感がグッと高まった。
また、デコレーションパネルは、ウインドウへの映り込みへの配慮もあり、ヘアラインを入れたグレーやシルバー系とされたが、こちらの見栄えも上々だ。さらに、EXグレードに用意された本革シートに、新たに設定されたブラウン系の色調も、ブラック系では出せないシックな佇まいを見せている。
走りについても、パワーステアリングや足まわりの特性が変更され、従来に比べて印象がだいぶ変わっていたので、それをメインにお伝えしたいと思う。
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