【2025年】ジャッキのおすすめ11選! 安全な選び方から使い方まで初心者向けに徹底解説
- 筆者: MOTA編集部
ジャッキは、タイヤ交換などDIYメンテナンスの頼れる相棒です。しかし使い方を誤ると、大きな事故につながることも。この記事では、ジャッキの正しい選び方や基本的な使い方、メンテナンス方法を解説。
使いやすい油圧式ジャッキから初心者におすすめのモデルまで、厳選した商品をご紹介します。
ジャッキとは? 種類と特徴
車のタイヤ交換やメンテナンスを自分で行う際に、なくてはならない工具が「ジャッキ」です。
ジャッキとは、てこの原理などを応用して、人の力だけでは持ち上げられない重いものを持ち上げるための道具です。特に自動車整備の世界では、数トンもの重さがある車体を安全に持ち上げ、作業するための空間を確保する重要な役割を担っています。
「ジャッキ」と一言でいっても、その種類はさまざま。ご自身の車体の重さや作業内容に合わないものを選ぶと、重大な事故につながる可能性もあります。
ここでは、ジャッキの種類を紹介します。
フロアジャッキ
フロアジャッキは、自動車整備やタイヤ交換で最も一般的に使用されるジャッキです。床面に置いて使用し、油圧シリンダーを利用して車両を持ち上げます。その特徴は、高い安定性と大きな耐荷重能力にあります。多くのモデルが2〜3トンの耐荷重を持ち、SUVや大型車にも対応可能です。
フロアジャッキのメリットは、操作が比較的簡単で、素早く車両を持ち上げられることです。また、低床設計のものが多いため、スポーツカーなど車高の低い車両にも使いやすいです。一方、デメリットとしては、サイズが大きく重いため、持ち運びや収納に不便な点が挙げられます。主に、ガレージでの整備作業や、プロのメカニックによる使用に適しています。
パンタジャッキ
パンタジャッキは、X字型の構造を持つジャッキで、車載用として多くの車両に標準装備されています。コンパクトで軽量なため、トランクに収納しやすく、緊急時のタイヤ交換に適しています。操作は、付属のハンドルを回転させることで行います。
パンタジャッキの最大のメリットは、その携帯性と使いやすさです。小さく折りたたむことができ、力はあまり要りませんが、ハンドルを何度も回す必要があり、手間と時間がかかります。
耐荷重が通常1〜1.5トン程度と低く、安定性もフロアジャッキに劣るため、長時間の使用や大型車への使用には適していません。主に、緊急時のタイヤ交換や、軽自動車・コンパクトカーのメンテナンスに使用されます。
ボトルジャッキ
ボトルジャッキは、円筒形の本体に油圧シリンダーを内蔵した小型のジャッキです。その名の通り、ボトルのような形状をしており、コンパクトながら高い耐荷重能力を持っています。多くのモデルが2〜20トンの耐荷重を誇り、大型車や建設機械の持ち上げにも使用されます。
ボトルジャッキの最大の特徴は、小さな本体で大きな重量を支えられることです。また、垂直方向への持ち上げ能力が高く、狭いスペースでも使用可能です。しかし、安定性はフロアジャッキに劣り、操作にも若干の慣れが必要です。主に、トラックやSUVなどの大型車のタイヤ交換、建設現場での重機のメンテナンスに適しています。
電動ジャッキ
電動ジャッキは、電動モーターを使用して車両を持ち上げるジャッキです。12Vのカーバッテリーや家庭用電源で動作し、ボタン操作一つで簡単に車両を持ち上げることができます。近年、技術の進歩により小型化・軽量化が進み、携帯性も向上しています。
電動ジャッキの最大のメリットは、その操作の簡便さです。力仕事が苦手な方や、頻繁にタイヤ交換を行う方に特におすすめです。力作業が不要なため、作業に集中でき、結果的に安全な操作につながりやすいです。
デメリットとしては、価格が他のタイプに比べて高く、バッテリー切れや故障時に使用できなくなる可能性がある点です。主に、個人での使用や、カーディーラー、タイヤショップなどのプロの現場で重宝されています。
ジャッキ選びの5つの重要ポイント
ジャッキを選ぶ際には、何を基準にすれば良いのでしょうか。ここでは、安全なジャッキ選びに欠かせない「耐荷重」「高さ」「操作性」「材質」「価格」という5つの重要ポイントを一つずつ詳しく解説します。
耐荷重
ジャッキを選ぶ上で最も重要なポイントは、車の重さにしっかり対応できる「耐荷重」を確認することです。
まずは車検証に書かれている「車両総重量」を見て、車の正確な重さを把握しましょう。ジャッキで持ち上げるのは基本的に車の一部分(片側)なので、必要な耐荷重の目安は「車両総重量の半分」となります。
ただし、これはあくまで最低限の数値です。安全に作業するためには十分な余裕が欠かせません。例えば、計算上の重さが800kgだったとしても、1.5tや2tといった余裕のある耐荷重のジャッキを選ぶことを強くおすすめします。
最高位/最低位
最低位と最高位は、ジャッキの使用可能範囲を決定する重要な要素です。最低位は、ジャッキを車両の下に入れられる最小の高さを指し、低床車やスポーツカーには特に重要です。一般的に90mm以下が望ましいでしょう。
最高位は、ジャッキで車両を持ち上げられる最大の高さで、タイヤ交換や整備作業に十分な空間を確保するために重要です。通常、400mm以上あれば多くの作業に対応できます。車種に合わせて適切な最高位/最低位を持つジャッキを選ぶことが大切です。
操作性と安全性
操作性の良さは、特に初心者や女性ユーザーにとって重要なポイントです。ハンドルの長さや回転のしやすさ、持ち上げる際の力の必要度などを確認しましょう。安全性については、ロック機構の有無や滑り止め加工の有無、安定性などを重視します。
材質と耐久性
ジャッキの材質は、重量と耐久性に直結します。一般的に、スチール製は重いですが耐久性に優れ、アルミ製は軽量ですが耐久性はやや劣ります。頻繁に使用する場合や長期使用を考えるなら、スチール製がおすすめです。一方、車載用や緊急時用としてはアルミ製が適しています。また、耐久性を高めるコーティング処理や、高品質な油圧シリンダーの採用なども重要なチェックポイントです。定期的なメンテナンスを行うことで、どの材質でも長期使用が可能になります。
価格とコストパフォーマンス
ジャッキの価格は、品質や機能に応じて数千円から数万円まで幅広く存在します。しかし、安全性に関わる道具であるため、単に安価なものを選ぶのは危険です。
一般的に、1万円前後のモデルでも十分な性能を持つものが多くあります。高価格帯のモデルは、より高い耐久性や操作性、安全機能を備えていることが多いです。使用頻度や目的に応じて、適切な価格帯のジャッキを選びましょう。
長期的な使用を考えると、多少高価でも品質の良いものを選ぶことがコストパフォーマンスの面で優れていると言えます。
おすすめのジャッキ 一覧
この記事でご紹介する、ジャッキを一覧でまとめました。
次の項目ではおすすめの商品の特徴やスペックをご紹介します。
ジャッキのおすすめ11選
メルテック 油圧フロアージャッキ FA-24

- 油圧フロアージャッキ FA-24
- メルテック
メルテックの油圧式フロアージャッキFA-24は、ご家庭でのタイヤ交換を簡単・スピーディーにするパワフルな一台です。油圧の力で、ハンドルを上下させるだけで最大2tまでの車体を楽々と持ち上げることができます。
最低地上高85mmのローダウン設計で、車高の低い車にもしっかり対応。さらに付属のサドルアタッチメント(30mmUP)を使用すれば、SUVなど車高の高い車種にも使用可能です。頑丈なスチール製ボディと、移動に便利なキャスター付きで、安全かつスムーズな作業を実現します。愛車のメンテナンスを手軽に始めたい方におすすめのアイテムです。
| タイプ | 油圧 |
|---|---|
| 耐荷重 | 2t |
| 最高位/最低位 | 335/85mm |
| 材質 | スチール |
| 本体重量 | 11kg |
エマーソン フロアジャッキ 3t EM-514

- フロアジャッキ 3t EM-514
- エマーソン
エマーソンのフロアジャッキEM-514は、安全性とパワーを両立させた高い人気を誇るモデルです。製品安全協会のSG規格に適合しており、安心してご使用いただけます。
最大3.0tのパワフルな油圧式で、ミニバンやSUV、4WDといった車重のある車でも楽にジャッキアップが可能です。最低位135mmから最高位435mmまで対応し、小型自動車から1BOXまで幅広い車種のタイヤ交換やメンテナンスに活躍します。
さらに、別売りの専用アダプターを使えば、車体のサイドからもジャッキアップが可能になり、作業の幅が広がります。パワフルで信頼性の高いフロアジャッキをお探しの方に最適な一台です。
| タイプ | 油圧 |
|---|---|
| 耐荷重 | 3t |
| 最高位/最低位 | 435/135mm |
| 材質 | 炭素鋼 |
| 本体重量 | 16.45kg |
BAL(大橋産業)油圧式 フロアジャッキ 2t No.2101

- 油圧式 フロアジャッキ 2t No.2101
- BAL(大橋産業)
BAL(大橋産業)の油圧式フロアジャッキは、ご家庭でのタイヤ交換やメンテナンスを安全・快適にする一台です。
最大の特徴である「スローダウン機構」を搭載し、ジャッキダウン時の急な降下による衝撃を防止するため、安心して作業ができます。最大2トンまで対応し、軽自動車から小型乗用車に最適です。持ち運びに便利なキャリングハンドル付きで、作業場所への移動も簡単。別売りの専用アダプターを使用すれば、サイドステップからのジャッキアップも可能になり、作業の幅が広がります。
| タイプ | 油圧 |
|---|---|
| 耐荷重 | 2t |
| 最高位/最低位 | 385/135mm |
| 材質 | 鉄 |
| 本体重量 | 9kg |
エマーソン 低床ガレージジャッキ T83508

- 低床ガレージジャッキ T83508
- エマーソン
ローダウン車から大型SUVまで、これ一台で対応する決定版ガレージジャッキです。パワフルな3.25tの耐荷重に加え、少ない回数で素早く最高位まで上がるダブルピストン機構を搭載。
最低位98mmの低床設計ながら、最高位535mmまで力強くリフトアップします。車体を傷つけないラバーパッド付きで、幅広設計による抜群の安定感も魅力。本格的な整備やメンテナンスを求める方に最適なプロ仕様モデルです。
| タイプ | 油圧 |
|---|---|
| 耐荷重 | 3.25t |
| 最高位/最低位 | 535/98mm |
| 材質 | 鉄 |
| 本体重量 | 42kg |
BIG RED フロアジャッキ 3t アルミ

- フロアジャッキ 3t アルミ
- BIG RED
ローダウン車から大型SUV、競技車両まで対応する、高耐久フロアジャッキです。パワフルな3tの耐荷重と、少ない力で素早く上がるデュアルポンプが作業を効率化します。
最低位100mmの低床設計で、最高位465mmまで力強くリフトアップ。車体を守るゴムパッドやハンドルバンパーに加え、持ち運びに便利なサイドハンドルを装備するなど、安全性と使いやすさを両立した高性能モデルです。
| タイプ | 油圧 |
|---|---|
| 耐荷重 | 3t |
| 最高位/最低位 | 465/100mm |
| 材質 | アルミ |
| 本体重量 | 27.2kg |
Jack Boss フロアジャッキ 3t ハイリフト

- フロアジャッキ 3t ハイリフト
- Jack Boss
SUVやミニバンなど車高の高い車に最適な、3tハイリフトフロアジャッキです。付属の専用アダプターを装着することで、最高位を530mmまで大幅にアップ。今まで届きにくかったジャッキポイントにも楽々アクセスできます。
アダプターなしでも150mm~438mmの範囲に対応し、普通乗用車にも使用可能です。頑丈なスチール製ボディとスムーズな4輪キャスターが、ご家庭でのタイヤ交換やメンテナンス作業を力強くサポートします。
| タイプ | 油圧 |
|---|---|
| 耐荷重 | 3t |
| 最高位/最低位 | 438/150mm |
| 材質 | スチール |
| 本体重量 | 20.6kg |
kaitou スチールジャッキ 2.5t

- スチールジャッキ 2.5t
- kaitou
最低位85mmの低床設計で、ローダウン車に最適な2.5t油圧式フロアジャッキです。持ち運びに便利なコンパクトサイズながら、最大380mmまでしっかりとリフトアップします。
車体を傷から守り、滑り止めにもなる保護パッドが付属。ベアリングキャスター付きでジャッキポイントへの移動もスムーズに行えます。ご家庭でのタイヤ交換やメンテナンスを手軽に始めたい方におすすめの一台です。
| タイプ | 油圧 |
|---|---|
| 耐荷重 | 2.5t |
| 最高位/最低位 | 380/85mm |
| 材質 | スチール |
| 本体重量 | 約13kg |
京都機械工具(KTC) パンタグラフジャッキ PJ-1

- パンタグラフジャッキ PJ-1
- 京都機械工具(KTC)
信頼のツールブランドKTCが手掛ける、高耐久なパンタグラフジャッキです。
最も負荷のかかる重要なネジ部分には、精度と耐久性に優れた「転造(ロール成形)台形ネジ」を採用。一般的なジャッキと一線を画す、スムーズで確実な操作性を実現しています。
最大1000kg(1t)までのリフトアップ能力で、多くの乗用車のタイヤ交換やメンテナンスに対応。車載ジャッキからのグレードアップや、ガレージでの補助工具として、確かな品質が安全な作業を支えます。
| タイプ | パンタ |
|---|---|
| 耐荷重 | 1t |
| 最高位/最低位 | 415/115mm |
| 材質 | 鉄 |
| 本体重量 | 3.7kg |
メルテック 車用パンタグラフジャッキ 1t FA-1

- 車用パンタグラフジャッキ 1t FA-1
- メルテック
急なパンクやタイヤチェーンの脱着など、いざという時に役立つ車載用パンタグラフジャッキです。
最大1tまでの乗用車に対応し、高さ105mmから350mmまでのリフトアップが可能。本体重量約1.8kgと軽量・コンパクト設計なので、トランクに常備してもスペースを取りません。
ご家庭でのタイヤ交換や、もしもの時の備えとして一台あると安心なアイテムです。
| タイプ | パンタ |
|---|---|
| 耐荷重 | 1t |
| 最高位/最低位 | 350/105mm |
| 材質 | ー |
| 本体重量 | 1.8kg |
NthPOWER 5t 車用電動ジャッキ

- 5t 車用電動ジャッキ
- NthPOWER
力要らずでタイヤ交換が楽になる、5t対応の電動油圧ジャッキです。車のシガーソケット(12V)に繋ぎ、ボタン操作だけで誰でも簡単にリフトアップ。普通車から重たいSUVまで、わずか数分で作業が完了します。
防水設計なので、路肩での急な雨の中での作業も安心。最高位での自動停止や、電源オフ時でも手動で下げられるバルブなど安全機能も備えています。専用ケース付きで車への収納にも便利な、緊急時に頼れるアイテムです。
| タイプ | 電動 |
|---|---|
| 耐荷重 | 5t |
| 最高位/最低位 | 450/155mm |
| 材質 | 合金鋼 |
| 本体重量 | 6.05kg |
Jack Boss ボトルジャッキ 6t

- ボトルジャッキ 6t
- Jack Boss
最大6tのパワフルな油圧式ボトルジャッキです。この商品の大きな特徴は、車のジャッキアップといった縦方向の使用だけでなく、横方向にも使えること。建築現場での押し作業や重量物の位置調整など、アイデア次第で幅広く活躍します。
高さは約210mmから405mmまで調整可能。本体約4.7kgと軽量で、持ち運びや保管にも便利です。車載用はもちろん、ご家庭や作業場に一台あると重宝するアイテムです。
| タイプ | ボトル |
|---|---|
| 耐荷重 | 6t |
| 最高位/最低位 | 405/210mm |
| 材質 | スチール |
| 本体重量 | 4.7kg |
ジャッキの基本的な手順と注意点
ここではジャッキアップの基本的な手順や車種別のジャッキアップポイント、注意点について紹介します。
ジャッキアップの基本手順
ジャッキアップの基本手順は、安全性を最優先に考えて行う必要があります。
まず、車を平らで固い地面に停め、パーキングブレーキをかけ、エンジンを切ります。
次に、ジャッキアップポイントを確認し、ジャッキを正しく設置します。ジャッキを少し上げて、車体が安定していることを確認してから、必要な高さまでゆっくりと上げていきます。
ジャッキアップ後は、必ず車体を支えるためのジャッキスタンドを使用します。これにより、万が一ジャッキが外れても車体が落下するリスクを軽減できます。
作業が終わったら、逆の手順でジャッキを下げ、車体が地面に完全に接地したことを確認してからジャッキを取り外します。
車種別ジャッキアップポイント
車種によってジャッキアップポイントは異なるため、正確な位置を把握することが重要です。一般的に、乗用車では車体下部のサイドシル(ドア下の縁)に設けられた補強部分がジャッキアップポイントとなります。
SUVやミニバンでは、フレーム部分や専用のジャッキアップポイントが設けられていることが多いです。
ローダウン車の場合は、通常のジャッキでは対応できないことがあるため、専用の低床ジャッキを使用する必要があります。
正確なジャッキアップポイントは、必ず車両の取扱説明書で確認するか、不明な場合はディーラーや整備士に相談することをおすすめします。
安全確保のための注意点
ジャッキ使用時の安全確保は非常に重要です。
まず、ジャッキの耐荷重を確認し、車両重量に適したものを使用します。作業前には必ずジャッキの状態を点検し、油漏れや変形がないことを確認します。
ジャッキはあくまで車を持ち上げるための道具であり、持ち上げた状態を保持するためのものではありません。
ジャッキアップが完了したら、作業の目的(タイヤ交換、オイル交換など)に関わらず、必ずジャッキスタンドを車体の頑丈な部分にかけて車体を安定させてください。
ジャッキだけで支えられた車の下に体を入れることは、命に関わる大変危険な行為です。
風の強い日や傾斜地でのジャッキアップは避け、必ず平らで固い地面で作業を行います。作業中は周囲の安全にも注意を払い、特に子供やペットが近づかないよう配慮します。
緊急時の対応方法
路上でのパンクなど、緊急時にジャッキを使用する場合は、まず安全な場所に車を移動させることが重要です。可能な限り交通量の少ない場所や路肩に停車し、ハザードランプを点灯させます。車載ジャッキを使用する場合は、取扱説明書の手順に従って慎重に作業を進めます。
緊急時は焦りがちですが、基本的な安全手順を省略しないよう注意が必要です。特に夜間や悪天候時は、反射ベストを着用し、停止表示板を設置するなど、自身の安全確保にも留意します。作業に不安がある場合は、ロードサービスを利用することも検討しましょう。緊急時こそ冷静な判断と安全な作業が求められます。
ジャッキのメンテナンスと長期使用のコツ
ジャッキを長期間安全に使用するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。定期的な点検と清掃を行うことで、ジャッキの性能を維持し、寿命を延ばすことができます。
まず、使用後は必ず油圧オイルの漏れがないか確認し、本体に付着した汚れや砂を丁寧に拭き取りましょう。可動部分には定期的に潤滑油を塗布し、スムーズな動きを保ちます。
また、3〜6ヶ月ごとに油圧オイルの量と質をチェックし、必要に応じて補充や交換を行います。
保管時は、直射日光や湿気を避け、室温の安定した場所に置くことが重要です。ジャッキを最低位まで下げ、ハンドルを取り外して保管すると、不意の作動を防ぎ安全性が高まります。
また、使用頻度が低い場合でも、2〜3ヶ月に1回程度は作動させて、内部の潤滑を保つことをおすすめします。
ジャッキに関するよくある質問
ここではジャッキに関するよくある質問をまとめました。
フロアジャッキとパンタジャッキの違いは何ですか?
フロアジャッキは横長の形状で、油圧シリンダーを使用して車を持ち上げます。安定性が高く、高い位置まで上げられるため、整備作業に適しています。
一方、パンタジャッキはX字型の構造で、手動で回すことで車を持ち上げます。コンパクトで携帯性に優れているため、車載用として人気があります。選択の際は、使用目的や保管スペースを考慮することが重要です。
電動ジャッキは必要ですか?
電動ジャッキは、操作が簡単で力をあまり必要としないため、高齢者や女性に人気があります。しかし、価格が高く、バッテリー切れのリスクもあります。
頻繁にジャッキアップを行う場合や、体力に自信がない方には便利ですが、一般的な使用であれば手動のジャッキで十分対応できます。購入を検討する際は、使用頻度と予算を考慮して判断しましょう。
ジャッキアップ時の安全対策で最も重要なことは何ですか?
ジャッキアップ時の最も重要な安全対策は、必ずジャッキスタンドを使用することです。ジャッキだけで車を支えるのは非常に危険です。
車を持ち上げた後、すぐにジャッキスタンドを適切な位置にセットし、車の重量を分散させることが重要です。また、平坦で硬い地面での作業、パーキングブレーキの確実な作動、タイヤの輪止めの使用も、安全確保のための基本的な対策です。
ローダウン車用のジャッキの選び方を教えてください。
ローダウン車用のジャッキは、最低位が低いものを選ぶことが重要です。通常、最低位が75mm以下のジャッキがローダウン車に適しています。
また、ジャッキアップポイントに干渉しないよう、薄型のアームを持つモデルが望ましいです。さらに、ゆっくりと細かく高さを調整できる精密な油圧システムを備えたジャッキを選ぶことで、車体を傷つけるリスクを軽減できます。
ジャッキの油圧オイルは何年ごとに交換すべきですか?
ジャッキの油圧オイルの交換頻度は、使用頻度や保管状態によって異なりますが、一般的には2〜3年ごとの交換が推奨されています。ただし、オイルの劣化や汚れが目立つ場合は、より早い段階での交換が必要です。
定期的なオイルチェックを行い、オイルの色が濁っていたり、異物が混入していたりする場合は、すぐに交換することが望ましいです。
まとめ
この記事では、様々なジャッキとその選び方をご紹介しました。数あるポイントの中で、これだけは覚えておいてください。
ジャッキ選びの核心は「余裕のある耐荷重」を選ぶこと。
安全な作業の核心は「必ずジャッキスタンドを使う」こと。
この2つの鉄則を守ることが、安全なジャッキ作業の全てと言っても過言ではありません。
ジャッキは正しく選んで正しく使えば、愛車のメンテナンスの幅を広げてくれる素晴らしいツールです。この記事を参考に、愛車に適したジャッキを探してみてください。
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