【2024年 役割別】キャンプにおすすめのランタンを紹介! 選ぶ際に見るべきポイントやメリットも解説
- 筆者: MOTA編集部
キャンプの夜を鮮やかに彩るランタン。暗闇の中、ランタンの明かりで過ごす時間はキャンプの醍醐味です。
今回は数多くの種類があるランタンについて解説していきます。燃料の違いや使い方の違いとメリットと注意点を理解して用途に応じたランタンで、最高の夜を演出しましょう。
ランタンの種類は大きく5つ
ランタンには構造的に大きく分けて5つの種類があります。
それぞれにメリットがあり、使う上で注意しなければならない事もあります。
ここではそれらランタンの違いについて解説していきます。
LEDランタン
LEDランタンはLEDを使用した電力式のランタンです。最近はUSB充電式のLEDランタンが主流ですが、電池式の物も数少ないですが存在します。
USB充電式は気軽に充電して使えるのでコスト面で優れています。電池式のLEDランタンは災害時や電源が使えない緊急時に活躍します。
LEDランタンは火を使わないので、テント内の使用でも安心です。その分光量は控え目な物が多く、メインランタンに使うには大光量の物を用意する必要があります。他のランタンに比べて燃料面での問題が少なく、小さく軽量な物が多いのでバックパックやサコッシュに入れて持ち歩きやすいです。
連続点灯時間の長さも魅力のひとつです、二泊三日程度なら再充電無しで過ごせる大容量バッテリーの物も比較的安価に購入できます。
ガスランタン
ガスランタンはガスカートリッジを使用して燃焼するランタンです。光量調整が比較的簡単で、マントル(中にセットする網のようなもの)を使用するタイプなら大光量を出せます。
ロウソクの明かりのような燃焼の仕方をするガスランタンもあり、サイトの雰囲気作りに役立ちます。初心者にはマントルのセットが少し難しく、初回使用時はスペアのマントルを用意すると良いでしょう。
火を光源にしているのでテント内での使用は控えましょう。特にマントルを使うタイプは熱量も大きく、テントに触れるとテントが溶けたり延焼の危険があります。
冬場はガス圧が低下して使用できない場合もあるので注意が必要です。燃費はガソリンランタンに比べても悪く、複数のガスカートリッジを用意した方が良いでしょう。
持ち運びの際も専用ケースを使うなど、ガラス製のホヤが割れないように注意しましょう。
灯油(オイル)ランタン
灯油(オイル)ランタンは灯油やパラフィンオイルを使用して燃焼するランタンです。明かりはロウソクの火のような柔らかく暖かい光で、雰囲気は抜群です。比較的安価に購入できて、デザイン性に優れているのでお気に入りのデザインがきっと見つかるでしょう。
ですが、テーブルにおいてテーブルの上を照らす程度の明かりなのでメインランタンには不向きです。
注意点として燃焼中にランタンが倒れるとオイルの燃焼で火災の危険性があります。使用時は置き場所に注意しましょう。間違えて、ホワイトガソリンなどを使用すると大変危険ですので適切な燃料を使用しましょう。
また、ガスランタンと同様テント内での使用は控えましょう。
ガソリンランタン
ガソリンランタンはホワイトガソリンを使用したランタンです。マントルを使って大光量を出すことができるのでメインランタンに最も適しています。
ポンピングで圧力をかけてガソリンを出すので使用中に「シュゴー・・・」という独特な音を出すのが特徴です。使用中は定期的にポンピングで加圧する必要があります。ガスランタンと比べて寒い季節も変わらず使うことが出来ます。これも他のランタンと同じで燃料を間違わないように注意しましょう。
また、自動車用のガソリンを使うと火災の危険があります。かなり熱量が高いのでテント内での使用は厳禁です。
キャンドルランタン
キャンドルランタンはその名の通りロウソクを利用したランタンです。ランタンの中に専用のロウソクをセットして使用します。
デザイン性に優れた物が多く、サイト内の雰囲気作りに重宝します。光量は少ないのでテーブルの上を照らすのに向いています。
ロウの特性上、使用中に転倒させると中でロウがこぼれてメンテナンスが大変なので気を付けましょう。火力が少ないとはいえ、本体の小ささもあり熱くなりがちなので火傷に注意しましょう。テント内の使用は控えるようにしましょう。
【役割別】ランタンを選ぶ際に見るべきポイント
ここからは実際にランタンを選ぶ際にチェックするポイントについて解説します。
使い方に応じて求められる性能は変化するので、適したランタンを選び快適にキャンプの夜を過ごせるようにしましょう。
メインランタンを選ぶ際のポイント
メインランタンとはキャンプサイトを照らす一番強い明かりを担当するランタンです。当然、必要になってくる条件は大光量を発生できるかどうかです。
ランタンの明るさを示す単位に「ルーメン(lm)」というものがあります。メインランタンは1,000ルーメン以上、サブランタン等は500ルーメンまでと一般的に言われています。
なのでメインランタンを選ぶ時は1,000ルーメン以上出せるランタンを選ぶようにしましょう。1,000ルーメンあればグループキャンプのメインランタンとしても充分に機能します。
虫の多い季節は少し離れたところに置いて虫をランタンに誘導しつつ全体を照らせるように、もう少し明るめのランタンを選ぶと快適に過ごせます。
テーブルランタンを選ぶ際のポイント
テーブルランタンは食卓を照らす目的で使用するランタンです。200ルーメン程度の明かりがあれば充分に機能するので選択肢は豊富と言えます。
自分の手元に届く、いつも目に入る場所にあるランタンなので自分の好きなデザインの物を選ぶと良いでしょう。キャンドルランタン、オイルランタンなどはこのカテゴリーに入ります。
小型軽量のLEDランタンに好きなホヤを装着して使うのも良いです。テーブルランタンはサイトを彩る夜の楽しみの一つなので、最も個性が出る所でもあります。
テントランタンを選ぶ際のポイント
テントランタンはテント内を照らす、就寝前最後まで使うランタンです。大前提として火事などの事故を避けるために火を使わないものを選びましょう。
必然的にLEDランタンになりますが、テント内は壁に光が反射するのでそれほど大きい光量は必要ありません。就寝目的なら100ルーメン、テント内で活動するのなら300ルーメンあれば充分です。
なので、軽量小型のランタンでも問題なく使用することが出来ます。夜、目を覚ましてトイレに行く時などにも使えるように懐中電灯として使えるものもあります。
地面に置いて使うと光が届かず不便なので、テント内に吊り下げられるものを選ぶようにしましょう。
メインランタンにおすすめのギア5選
メインランタンに適した性能を持つおすすめのランタンを5つ紹介致します。
それぞれ違った形で大光量を実現したランタンなので、自分のスタイルにあったものを選びましょう。
コールマン ワンマントルランタン
- ワンマントルランタン
- コールマン
ガソリンランタンと言えばコールマン、そのコールマンのフラッグシップモデル。初心者から上級者まで多くの愛好者がいるだけあってその性能は安定感があります。
約130Wという大光量・ガソリンランタンとしては長めの連続燃焼時間。カラーバリエーションもあって、自分好みのランタンを選べます。
コールマン ワンマントルランタン | |
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サイズ | 約φ16×31(h)cm |
重量 | 約1.4kg |
最大光量 | 約130W相当 |
使用燃料 | ホワイトガソリン |
連続燃焼時間 | 約7.5~15時間 |
スノーピーク ギガパワーBFランタン
- ギガパワーBFランタン
- スノーピーク
数々のランタンの中でもトップクラスの光量をもつスノーピークのガスランタン。170W相当の大光量は大人数のグループキャンプでもメインランタンとして機能するスペックです。
所有欲を満たすデザインとスペックは夜のテントサイトの主役と言えます。
スノーピーク ギガパワーBFランタン | |
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サイズ | φ130×235(h)mm |
重量 | 1,025g(ヘッドのみ) |
最大光量 | 170W |
使用燃料 | ガス |
連続燃焼時間 | 2時間~7時間(ガス缶に由来) |
キャプテンスタッグ ランタン フィールド ガス ランタン L
- ランタン フィールド ガス ランタン L
- キャプテンスタッグ
キャプテンスタッグのガスランタン。必要十分なスペックを有しながらお求めやすい価格の入門向けランタンです。
メインランタンとしての使用に特化した作りで万人におすすめできます。
ユニフレーム フォールディングガスランタンUL-X
- フォールディングガスランタンUL-X
- ユニフレーム
ユニフレームの小さく収納できるガスランタン。ガラス製のホヤを保護するように収納出来るので持ち運び時に安心感があります。
最大光量もメインランタンとして充分な性能があるのでおすすめです。
ユニフレーム フォールディングガスランタンUL-X | |
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サイズ | 使用時135×120×355(h)mm/収納時135×120×210mm |
重量 | 約1.4kg |
最大光量 | 240W相当(プレミアムガス使用時)/210W相当(レギューラーガス使用時) |
使用燃料 | ガス |
連続燃焼時間 | 約4時間(プレミアムガス)/約5時間(レギュラーガス) |
ルーメナー ルーメナープラス
- ルーメナープラス
- ルーメナー
大人気LEDランタン、ルーメナーの大容量バッテリー版。従来のルーメナーに比べて最大光量も大幅にアップ。
家で蛍光灯のかわりに使用できるほどの光量があるので安心して夜を過ごせます。
ルーメナー ルーメナープラス | |
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サイズ | 146×96×28mm |
重量 | 440g |
最大光量 | 150~1800ルーメン |
使用燃料 | USB充電 |
連続点灯時間 | 最大160時間 |
テーブルランタンにおすすめのギア5選
テーブルランタンは少ない光量で夜の食卓を彩る夜の主役です。
各メーカーともデザイン性の高いギアを揃えています。おすすめのギアの中から使い勝手も含めて自分の好みのランタンを選びましょう。
デイツ ハリケーンランタン78
- ハリケーンランタン78
- デイツ
嵐の中でも消えなかったという伝説を持つデイツのハリケーンランタン。オイルランタンの中でも普遍的なデザイン性の高さから世界中に愛好家がいます。
使っているうちに風合いが出てきて、長く愛用できるおすすめのランタンです。
デイツ ハリケーンランタン78 | |
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サイズ | 高さ約26×底約φ13×最大幅約15cm |
重量 | 約470g |
最大光量 | 約5W |
使用燃料 | 灯油(パラフィンオイル) |
連続燃焼時間 | 約20時間 |
フュアーハンド ベイビースペシャル276
- ベイビースペシャル276
- フュアーハンド
デイツと同じく世界中に愛好家のいるフュアーハンド。数多くのオイルランタンのバリエーションの中でも普遍的な人気を持つのがベイビースペシャルです。
テーブルの上に置くだけで、過ごす時間の価値が高まります。
フュアーハンド ベイビースペシャル276 | |
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サイズ | 15×26cm |
重量 | 520g |
最大光量 | 約5W |
使用燃料 | 灯油(パラフィンオイル) |
連続燃焼時間 | 20時間以上 |
ベアボーンズ レイルロードランタン
- レイルロードランタン
- ベアボーンズ
LEDランタンなのにオールドスタイルなアンティーク調が特徴のベアボーンズ。名前の通り、鉄道会社で昔使われていたランタンをモデルに作られた、レトロな雰囲気の充電式LEDランタンです。
まぶしくなりがちなLEDランタンですが、レイルロードランタンは柔らかな明かりが特徴です。
メンテナンスの必要がほぼないLEDランタンの中でも雰囲気作りに大活躍のランタンです。
ベアボーンズ レイルロードランタン | |
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サイズ | φ14.6xH32.5cm |
重量 | 960g |
最大光量 | 3.5W |
使用燃料 | USB充電 |
連続点灯時間 | 100時間以上 |
コールマン ルミエールランタン
- ルミエールランタン
- コールマン
TVアニメやコミックで有名な『ゆるキャン△』でも話題になったコールマンのルミエールランタン。ロウソクのような暖かく揺れる明かりがキャンプの雰囲気を盛り上げます。
火を楽しみたい人におすすめのランタンです。
コールマン ルミエールランタン | |
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サイズ | (約)直径7.3×6×18.3(h)cm |
重量 | 210g |
最大光量 | メーカー不記載 |
使用燃料 | ガス |
連続燃焼時間 | 約28時間~38時間(ガス缶に由来) |
スノーピーク リトルランプノクターン
- リトルランプノクターン
- スノーピーク
スノーピークらしいデザイン性が光るリトルランプノクターン。最大の特徴はその軽量性と着火の容易性にあります。
煙突効果で簡単に着火出来るので(温められた空気は上昇する仕組みを利用して煙突状にすることで燃焼速度も高まる仕組み)、安心して使うことが出来ます。
スノーピーク リトルランプノクターン | |
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サイズ | 42×40×105(h)mm |
重量 | 102g |
最大光量 | メーカー不記載 |
使用燃料 | ガス |
連続燃焼時間 | ガス缶に由来 |
テントランタンにおすすめのギア5選
テント内では原則的に火気厳禁ですのでLEDランタンの中から選ぶことになります。バリエーション豊富なLEDランタンの中からおすすめの5種類をご紹介します。
ゴールゼロ ライトハウス マイクロフラッシュ
- ライトハウス マイクロフラッシュ
- ゴールゼロ
一時期大人気で入手困難だったゴールゼロライトハウスマイクロシリーズ。最大の特徴はその軽さとサイズ、フラッシュライトとしても使える利便性にあります。
専用シェードなど社外品オプションも数多く発売されているのでカスタムもはかどります。
ゴールゼロ ライトハウス マイクロフラッシュ | |
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サイズ | 約93mmx37.75mm |
重量 | 68g |
最大光量 | 150ルーメン |
使用燃料 | USB充電 |
連続点灯時間 | 7~170時間 |
スノーピーク ほおずき
- ほおずき
- スノーピーク
スノーピークのオリジナリティが詰まったほおずきは他の製品にない特徴があります。風を感知して光に揺らぎを作る「ゆらぎモード」や音を感知して静かになると明かりを弱くする「おやすみモード」を搭載しており、テント内外での使用に適しています。
専用シェードを搭載していて集光性も良いので(強い光を放つので)、デザイン性の高さはもちろん、テントランタン以外にも様々なシーンに使えるランタンです。
スノーピーク ほおずき | |
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サイズ | φ107x87mm(コード部を含まず) |
重量 | 165g(電池を除く) |
最大光量 | 100ルーメン |
使用燃料 | 電池式(別売り充電式電池有り) |
連続点灯時間 | 10時間 |
50/50ワークショップ ミニマライト
- ミニマライト
- 50/50ワークショップ
50/50ワークショップのミニマライトはフラッシュライトとしても使用できるランタンです。テント内照明として、サブランタンとして、夜間トイレに行く時に活躍します。
他の多機能ランタンに比べてお求めやすい価格なので、もう1本ランタンが欲しい時にもおすすめです。
50/50ワークショップ ミニマライト | |
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サイズ | 123mm×26.5mm×26.5mm |
重量 | 107g |
最大光量 | 200ルーメン |
使用燃料 | USB充電 |
連続点灯時間 | 点灯時間:9~10時間 (Lowモード) |
レッドレンザー ML4
- ML4
- レッドレンザー
定番LEDランタンの1つレッドレンザーML4には選ばれるだけの理由があります。マグネット接続式の充電部なので防水性がとても高いのが特徴です。
ランタン自体にカラビナ状のパーツがついているので、いつでもどこにでもぶら下げることが出来ます。
レッドレンザー ML4 | |
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サイズ | 29mm×97mm |
重量 | 約71g |
最大光量 | 300ルーメン |
使用燃料 | USB充電 |
連続点灯時間 | 45時間 |
キャリー・ザ・サン ミディアムシリーズ
- ミディアムシリーズ
- キャリー・ザ・サン
キャリー・ザ・サンは太陽光で充電するタイプのランタンです。折りたためて携帯性もとても高く、光量もテント内で使用するには充分な明るさです。
暖かみのある明かりが特徴で、夜間の常夜灯としても活躍します。
キャリー・ザ・サン ミディアムシリーズ | |
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サイズ | 110×110×110mm(使用時)、210×110×12mm(収納時) |
重量 | 86g |
最大光量 | 100ルーメン |
使用燃料 | ソーラー充電 |
連続点灯時間 | 72時間 |
まとめ
今回はランタンの構造による使用用途の違いとそれに適したランタンを解説しました。ランタンの種類によって使い方も異なることがご理解いただけたと思います。
このランタンは何に使うのが適しているのか、考えながら夜のサイトを構築しましょう。デザインもランタン選びではとても重要な要素の1つです。
自分のお気に入りのランタンを使って、キャンプの夜を楽しみましょう。
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