外資系損保と国内損保ではなにが違う?

  • 筆者:

リスク細分型を武器に安い保険料の外資系が参入

外資系の歴史は意外と古く、1946年にAIGグループのAIU保険会社が日本での営業を開始したのが外資系保険会社の始まりです。以来、外資系の保険会社は日本の社会にしっかり根を下ろし、多くの支持を集めています。とは言え、「外資系が増えた!」とほとんどの方が実感するようになったのは、1997年の自由化以降、保険会社と直接契約する通販型自動車保険がオープンになってからではないでしょうか?

金融自由化の元、契約者の諸条件を細かく判断するリスク細分型の自動車保険が発売となり、AIGグループのアメリカンホームダイレクトが通販型自動車保険の販売をスタートしました。それ以降、アクサダイレクト、チューリッヒといった外資系が相次いで日本での営業を開始しています。外資系が多く参入している通販型自動車保険は、そのコストの安さ、利便性の高さ、そして申込みの窓口として機能するインターネット環境の整備を受け、年々シェアを拡大しています。

その一方で「保険は万一の時に備えるものだから、外資系では日本人の考え方に合わないのでは?」とお考えの方も多いと思います。しかし実際にコールセンターで対応してくれるのは日本人、保険証券や約款も日本語です。事故対応や契約後のやりとりも全て日本のスタッフと行うことになります。

また保険業を営むには日本国内のルールに従い金融庁から免許を取得する必要があります。そういった点では外資系であっても日本の保険会社と差は無いと考えて良さそうです。

外資系は国内の損害保険会社と何が違う?

日本の保険会社は生命保険、損害保険を問わず、そのほとんどが保険募集人である代理店担当者が契約を集めてきています。彼らは地域密着のスタイルで地道に営業活動をしてきました。会社に日参し、飴などを配り、手紙を書き、時には世間話しをして保険を契約してもらう…いまもそのようなスタイルで頑張っている代理店の方も多いかと思われます。

一方で外資系通販型は営業やアピールはCM、広告にほぼ集約しています。顧客とのやりとりはインターネット上の見積もり、コールセンター、書面にて完了するのが最大の特徴です。これらの特徴から「顔が見えないのがイヤ」「合理的で良い」「コストがかからず保険料が安くて良い」…など様々な評価を集めているようです。

事故!その時はどうなる?

過去には「外資系通販は事故が起きても絶対に会いに来ない」などとまことしやかに囁かれた時期がありました。恐らく保険募集のスタイルから派生した憶測からの噂と思われますが、実際はどうなのでしょうか?実は外資系と国内損保の比較で価格の次に驚かされるのが、外資系のロードサービスの充実ぶりです。事故で車が故障した場合など、事故現場に誰も来ない…などということはありえないと言っていいでしょう。

やはり最も大きな違いとしては代理店担当者がいるかいないか…この点に尽きるのではないでしょうか。顔が見えなくても電話やメールでやりとりして、コストを抑えてしっかり対応してもらえれば大丈夫…そんなふうにお考えの方には外資系通販をオススメできます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる