日本にない日本車/アキュラ TL(4/4)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史/本田技研工業株式会社
日本人が欲しいとホンダに言えば、ホンダは「アキュラTL」を日本で売ってくれる?その可能性は?
「難易度2」
※難易度(1~10までの10段階、10が難度の最高値。筆者の個人的判断)
ホンダは「アキュラ」の日本導入に“本気”だった。
それは「レクサス」日本上陸の少し前のこと。当時のホンダ国内営業部門の幹部が、各種のホンダ新車発表記者会見後の「ぶら下がり取材」の際、漏らした言葉だった。
だが、計画は変更された。その理由には諸説あるが…。
では今後、「アキュラ」日本導入のリベンジはあるか?
残念ながら、その可能性は低い。本稿の頭でも触れたように、日本では「ホンダ=ファミリー」という図式。この路線を深堀りすることが、縮小傾向にある日本市場でホンダが生き残る手段だ。
しかし、「アキュラTL 日本正規発売」の可能性は“ゼロではない”。
そのキモは、いま話題の「TPP」だ。TPPが本格的に発効されると…。
日本に外国人労働者、外国人経営者、外国人エンジニアなど、「アキュラ=BMW」というイメージが刷り込まれた人々が日本で増える。
さらには、海外からのホンダ完成車輸入が増えれば、輸送コストも下がるので「アキュラ」フルラインアップではなく、「TL」等の人気車だけ輸入ということもあり得る。
ホンダもアキュラも、そして我々日本人自身も、これからの10年、大きな時代変革の波に揉まれるだろう。
2021年、東京・青山通り。
ナイトクルージングを楽しむ「アキュラ TL」の姿が、日常風景になっているかもしれない。
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