M-TEC モータースポーツ事業部長 勝間田 聡 インタビュー(1/5)
- 筆者： 御堀 直嗣
- カメラマン：佐藤靖彦
「夢は現実の苗木である」
FJ1300用エンジン開発にはじまり、次いでモトクロス競技用エンジンでその地位を築き、さらにホンダF1の後を引き継いでのF1エンジン開発など、モータースポーツの場で足場を固めてきた無限は、同時に、アフターマーケットでのチューニング部品やドレスアップパーツも手掛ける。
パワーと走りに情熱を注ぎ続ける無限が、かつて、本田宗一郎が本田技研工業の将来を賭して挑戦したマン島TTレースに挑戦することになった。しかも、今度の無限の挑戦は、電動バイクによるものだ。
なぜ、この挑戦を決意し、何を見据えての参戦であるのか？プロジェクトの総責任者であるM-TEC取締役、勝間田聡モータースポーツ部長に、その心意気をたずねる。
勝間田 聡 プロフィール
1956年：静岡県生まれ
1979年：株式会社無限入社 設計業務担当
1980年：モトクロスエンジン&車体設計 全日本モトクロスチーム監督
1993年：F3プロジェクト開発責任者
2002年：ル・マンプロジェクト開発責任者
2003年：M-TEC取締役モータースポーツ事業部長
2006年：MUGEN EURO Co., Ltd社長
2010年：フォーミュラ日本TEAM無限代表
2011年：マン島TT-Zeroプロジェクト開発責任者
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1955年東京出身。自動車ジャーナリスト。玉川大学工学部機械工学科卒業。1978年から1981年にかけてFL500、FJ1600へのレース参戦経験を持つ。現在ではウェブサイトや雑誌を中心に自動車関連の記事を寄稿中。特に技術面のわかりやすい解説には定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。また現在では電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副会長を務める。記事一覧を見る
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