ホンダ FCXクラリティ 雪上試乗レポート(1/2)
- 筆者: 河村 康彦
燃料電池車の雪上ドライブは驚きの連続!
ホンダの冬の恒例イベントである北海道テストコースでの雪上試乗会の現場に、突如“サプライズ”として持ち込まれたFCXクラリティ。
究極のエコカーとしてその将来を期待される燃料電池車だが、同時にそれは「極寒地で使うには大きな問題がある」というのが常識だった。
唯一の“廃棄物”として発電の際に生み出される水分が、氷点下の温度で凍結。そのため、「システム停止後の再起動が極めて困難である」そう言われて来たからだ。
なまじそんな知識を持っていたために、このイベントの参加車リストの中にその名前を見つけた時にはビックリした。
かつてはまるで腫れ物に触るかのように、テストドライブには必ずお目付け役の技術者が同乗するというのが燃料電池車特有の決まり事(?)であったのに、今回は短時間ながらも「おひとりでご自由に」との事。
加えて、以前はスタートする前に「試乗後はシステムを止めないで下さい!」と必ず言い渡されたものなのに、今回はそうした注意も一切ナシであった。
というわけで、スタートする以前の段階で、技術の進化と共に燃料電池の特性そのものも解明されつつある事を教えられた今回のイベント。けれども、ボク自身にとっても初となる燃料電池車の雪上ドライブは、いざスタートしてみればさらなる驚きの連続だった!
実は、FCXクラリティは“リース販売”が開始された2008年夏にすでにテストドライブを行った経験がある。『燃料電池車』と大層な(?)名前は付いても、その実態は「水素を燃料とした発電システムを搭載する電気自動車」。
だから、スムーズな加速感や静粛性の高さという電気自動車特有のメリットとされるポイントについては、もはや特に驚くべき部分では無かったのは事実だ。
ところが、そんなFCXクラリティで「驚きの連続」となったのは、実はそれが滑り易い雪道の上では通常のエンジン搭載車よりも走りやすいという、予想もしなかった特性を発見したからだ。
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