ホンダ フィットシャトル・フィットシャトルハイブリッド 試乗レポート/清水草一(4/4)
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:茂呂幸正/オートックワン編集部
フィットシャトルハイブリッドの実燃費をテスト!その結果は?
さて、最後にもっとも気になるハイブリッドの燃費だが、カタログ燃費は10・15モードで30.0km/L。なんと、フィットハイブリッドと同じ数値をマークしている。
そこで、その実力を試すべく、実際に平日昼間の港区青山周辺を走行し、計測してみた。
まずは弊社の安ド二等兵が、かなり元気よくドライブ。と言っても、周囲のクルマたちと、だいたい同じようなペースである。
マークした燃費は、リッター11.6km/L。
ハイブリッドカーとしては大いに物足りない。大丈夫か、フィットシャトルハイブリッド!?
続いてMJ参謀長こと私が、いつもの街中燃費アタックモードで走行。
するとみるみる燃費は伸び、17.6km/Lを記録した。なんだ、ちゃんと出るじゃないか。やっぱ運転手の差はデカいな・・・。
恐らくこのペースだと、愛車の初代プリウスで19km/L、現行プリウスならその2割アップの22~23km/L。直接のライバルであるプリウスαは、19km/Lというところだろう。
これまでのテスト結果からの予測ではあるが、プリウスαが相手なら、それほど大きな燃費の差はないんじゃないか。車両価格は50万円くらい違うので、トータルの安さでは、断然フィットシャトルハイブリッドの勝利である。
もちろん、フィットシャトルハイブリッドとプリウスαでは車格が違うし、乗り心地もプレミアム感も、プリウスαの方がかなり上だ。
つまり本当は、直接のライバルではないわけで、「ちょっとお安くてスペースユーティリティ性の高いハイブリッドカー」を望むなら、自動的にフィットシャトルハイブリッドになる、という寸法。
納車待ちも、1年程度になっちゃってるプリウスαに対して、フィットシャトルハイブリッドは最長で2ヶ月程度ですむ(7月上旬時点)。
フィットシャトルで最もオススメのグレードは?
実を言えば、あらゆる面で最もお買い得なのは、フィットシャトルの15X(ガソリンエンジンモデル)である。
乗り心地もいいし加速もハイブリッドモデルと互角以上、車両価格は20万円以上安く、それをガソリン代で取り返すには、10万キロ以上走らないといけない。
しかし、商品というものは、安さだけで選ぶわけじゃない。クルマのような高い買い物をするには、「新しいモノが欲しい!」という高揚感が大事だ。
「ハイブリッド」というキーワードは、それだけで一種の興奮剤として作用する。ということで、フィットシャトルハイブリッドは、200万円前後で余裕の積載性を持つハイブリッドカーを求めるユーザーにとって、最も適した回答でありましょう。
■「ホンダ 新型 フィット シャトル/フィット シャトル ハイブリッド」
街のユーザーたちの口コミ・ホンネ情報はコチラをチェック!
・日本版コンシューマレポート-ホンダ フィットシャトル ユーザー試乗レビュー-[2012年3月26日]
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