日本版コンシューマレポート-ホンダ フィットハイブリッド ユーザー試乗レビュー-(5/6)

日本版コンシューマレポート-ホンダ フィットハイブリッド ユーザー試乗レビュー-
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フィットハイブリッドのユーザー評価・レビュー/総合評価

前頁「ドライビング」で、筆者の「フィットハイブリッド」への思いは十分に表現した。ということで、総合評価の項では「価格」に焦点をあてる。

本連載「インサイト」編でも書いたが、ホンダのIMAは、ホンダ前社長・福井威夫氏が提唱したもの。

至上命令は「ガソリン車+20万円でハイブリッドを作れ!」だった。

これは、北米での「アコードハイブリッド」がガソリンベース車よりかなり割高で売れ行きが鈍く、結局生産中止になった過去などが影響している。

IMAでは、軽量化、システムの簡素化、部品の相互補完(部品の共用)により、価格の圧縮を行ってきた。「インサイト」「CR-Z」はガソリンのベース車がないので、「ハイブリッド車として、高いのか?安いのか?」は判断しにくい。

だが、「インサイト」は当然「プリウス」というライバルと対比される。「CR-Z」は現時点ではワンマンショー状態だ。

そして「フィットハイブリッド」。価格は159万円(FF/CVT)。「フィット」は最も安い13Gが123万円(FF/CVT)、13Lが149万円(FF/CVT)、15Xが149万8,000円だ。確かに、上記の「+20万円のイメージ」のなかに収まっている感じを受ける。

ちなみに、ハイグレードな「フィットハイブリイド」としてスマートセレクションが172万円、ナビプレミアムセレクションが210万円だ。

ではこうした「フィットハイブリッド」の値付け、ユーザーはどう思っているのか?

そこで、設問「フィットハイブリッドの価格設定をどう思うか?」

以下は、円グラフ(全世代)と棒グラフ(世代別)での回答結果だ。

そして本稿最後は、ユーザーからの今後のホンダ・ハイブリッドに対する期待をまとめた。

設問は「ホンダで今後、どのモデルでハイブリッド車があると良いと思いますか?」。以下に、全回答をご紹介する。

設問「ホンダで今後、どのモデルでハイブリッド車があると良いと思いますか?」

・軽自動車にもハイブリッドがほしい (ヤマグチさん 大阪府)

・IMA方式のメリットである軽量バッテリー、モーターの特質を考えたら、ハイブリッドミニバンがあればいいのにと思います。 (nqi11455さん 群馬県)

・ミニバン (izu00126さん 群馬県)

・当然全車に採用されるといいのですが、フィットのシステムをそのまま使えるフリードなら簡単にできそうです (GONTAさん 兵庫県)

・正直今回ハイブリッドのよさを実感したので全ての車種でハイブリッド化を検討して欲しい。特に、家族向けのモデルでは重宝すると思う (ヨシさん 青森県)

・ミニバン (ゆーこさん 千葉県)

・ステップワゴン、フリードあたりではないかなと (ボン太さん 鹿児島県)

・FITを前者ハイブリットにして、ハイブリット専用車にする (さんしろう13さん 岐阜県)

・ライフ (ヒガシタニさん 福井県)

・レジェンド (bnaobさん 大阪府)

・2ドアクーペ上級モデル。ステップワゴンへの搭載 (だいのすけさん 千葉県)

・ハイパワー車ばかり乗っているので正直、通常タイプの車種が良くわかりません (孤独なドラマーさん 岡山県)

・ストリームにハイブリットを!! (シモムラさん 福井県)

・ステップワゴンですね! 燃費ももっと良くて1.5Lでサイズは現行が良いですね (benibeniさん 東京都)

・これからは、環境を考えて、すべてのモデルにハイブリッド車が必要と思われる (ニックさん 千葉県)

・フリード、ストリーム、ステップワゴン (エアチャリオットさん 東京都)

・フリード、ステップワゴン (ジョーさん 秋田県)

・フリード、ステップワゴンにハイブリッドが設定されると非常に魅力的です (ヒロムさん 愛知県)

・プリウスクラスの全くイメージが異なる車種の開発と軽量化が必要 (リッキーさん 神奈川県)

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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