本能で走れる、これぞ人馬一体!FF最速の新型「シビックタイプR」は絶対買いだ(2/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:和田清志
ホールド抜群の専用シートに座り、新型シビックタイプRの実力をいざ試す!
前置きはこのあたりにして試乗と行きましょう!
座面の落ち着きでレカロにホンの少し届かないものの、左右のホールド性抜群の専用シートに座り、ホンダの鷹栖テストコースに入る。
1ラップ目はコースコンディションのチェックを兼ね、ワインディングロードを攻める程度のペースで流す。
するとどうよ!すでに素晴らしい!さすがザックス!ターマック仕様のラリーカーの如く滑らかに動く。それでいてボディのムダな動きをしっかり押さえ込んでます。
タイヤはグリップレベル&コントロール性ともに文句なし!エンジンも310馬力というイメージからすれば扱いやすい。バルブタイミングや過給圧のかけ方を工夫したんだと思う。トルク特性が非常に良かった。なるほど目標をキッチリ立てたクルマ作りをするとこうなるのね、と感じた次第。楽しいです!
新型シビック タイプRでホンモノの“人馬一体”感覚を味わう!
となれば次は全開だ!いやいや久しぶりに鷹栖のコースを思い切り走ってしまいました。文字通り「意のままに走れる」というヤツ。
スポーツでいう「ゾーン」に入れる。シフトチェンジもブレーキングもコーナーの限界を探るのも、全てアタマを使わず本能で走れる。自分の手足と同じ感覚になるワケです。
これが本当の「人馬一体」感覚だ。残念ながら「人馬一体」を謳うマツダ車には、歴代モデルを通じて一つも無し。市販の日本車だと仕上がった時のインプレッサWRX(現行はまだ届いていない)に、全盛期のランエボくらい。
ホンダ車としちゃインテグラの初代タイプR以来の2車種目。NSXって残念ながら本能的には走れない。挙動を予想しながらアタマを使ってコントロールしないとアブない。
といった点からすれば新型タイプRって素晴らしい!
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