個性を極めた人気車3台の真髄を探る!オーテック ライダーシリーズ 徹底比較(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正 出演:美波千夏
クルマ好きにとって、オーテックジャパンは馴染み深い会社だ。
日産車をベースにした特装車を手掛け、特にユーザー知名度の高い「ライダー」や「アクシス」などのスペシャリティビークルは、エアロパーツの装着、サスペンションや排気系のチューニングなどにより、走りが楽しいクルマへとグレードアップされている。
また、オーテックではライフケアビークルとして福祉車両の開発にも積極的に取り組んでいる。
車椅子ごと乗降できるチェアキャブのほか、足の不自由なドライバーが、手を使ってアクセルやブレーキ操作も行える自操式のドライビングヘルパーも設定。ユーザーのリサーチを綿密に行いながら、さまざまな障害を持つ人達が、安全かつ快適に使える福祉車両を開発している。
今後はさらに高齢化が進むので、ライフケアビークルの果たす役割も大きい。初代の社長が、故・櫻井眞一郎氏だったことも、クルマ好きの琴線に触れるところだろう。
櫻井眞一郎氏は1952年に日産と合併する前のプリンス自動車に入社し、初代から7代目までのスカイラインを一貫した哲学に基づいて開発した、まさにカリスマ的チーフエンジニア。
それだけにオーテックジャパンは、今に至るまでクルマ好きの気持ちを高揚させる個性的な車種を数多く生み出してきた。
例えば、1992年に投入されたスカイラインオーテックバージョン。
7代目のR32型スカイラインセダンに、GT-Rのターボユニットを取り去って独自のチューニングを施したRB26DE型2.6リッターエンジンを搭載。最高出力の220馬力は6,800回転で発揮され、動力性能よりも滑らかで機敏な吹き上がりを重視した。
パワー競争の真っ只中において、パワーよりも質の高いスポーティドライブを追求するオーテックジャパンの姿勢に、多くのクルマ好きが心を打たれたものだ。
このような礎の上に成り立つメーカーだからこそ、今日のエアロパーツを装着したスペシャリティビークルのラインナップも、強い説得力を持つ。
本稿では、セレナとエルグランドのライダー、デュアリスのクロスライダーの3台をピックアップして、オーテックジャパンの真髄を探ってゆきたい。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。