スイフト/ヴィッツ/ノートを徹底比較 ~ハイブリッド追加で注目のコンパクトカー~(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:小林岳夫・和田清志
ハイブリッド追加で注目のコンパクトカー
今は日本の自動車メーカーも海外市場に力を入れ、国内では新型車の発売が滞っている。ニューモデルは輸入車の方が多いほどだから、日本車の売れ行きが伸び悩むのも当然だが、コンパクトカーにはこの数か月間で動きがあった。
2016年11月には日産 ノートがマイナーチェンジを行い、ハイブリッドのe-POWERを追加。ノートは日産の主力車種とあって売れ行きを伸ばし、2016年11月と2017年1月の登録車(小型/普通車)の月別販売ランキングでトップに立った。
また、2016年12月にはスズキ スイフトがフルモデルチェンジを実施。スイフトにもマイルドタイプのハイブリッドが設定され、2017年1月から販売を開始して堅調に売れている。2017年1月にはトヨタヴィッツもマイナーチェンジを実施してハイブリッドを加えた。
これらの内、現行ノートの発売は2012年、ヴィッツは2010年だから、両車ともフルモデルチェンジを実施して良い時期だ。しかし、既存のグレードはマイナーチェンジで済ませ、ハイブリッドの追加で需要を喚起するやり方は消極的だが、今の国内市場ではこの程度のテコ入れでもニュースになる。
また5ナンバーサイズのコンパクトカーは運転がしやすく、価格も割安だから人気が高い。経済性も重視されるので、ハイブリッドを設定すると注目を集める。
そこで今回は、スイフト/ヴィッツ/ノートのコンパクトなハイブリッド3車を比べることにした。
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