NX/Q5/XC60を徹底比較 ~2リッターターボ搭載のミドルサイズSUV 対決~(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正
人気の高いSUVには燃費の優れた2リッターターボが豊富
クルマ好きが選ぶジャンルといえば、以前はスポーティーなクーペとセダンが中心だったが、最近はSUVの人気が高まっている。
一番の理由は、SUVの商品力が向上したことだろう。以前のSUVは悪路を走破するためのクルマで、舗装路の走りは苦手だったが、今は多様化した。舗装路での走行安定性と乗り心地が優れ、運転感覚はセダンやワゴンに近い。
居住性は後席を含めてセダンよりも快適で、ボディの後部にリアゲートを持つために荷室も使いやすい。外観は個性的だ。クルマ好きが好む趣味性と実用性を両立させ、人気のジャンルになった。
クルマ好きのユーザーが高齢化したことも人気の理由だろう。クーペに乗るのは何となく恥ずかしいが、セダンはイメージが古い。今のクルマ好きのニーズをバランス良く満たすのがSUVというわけだ。
そしてSUVの新型車として、2014年7月29日にレクサス NXが発売された。レクサス RXよりもひとまわり小さなボディを持つミドルサイズSUVで、エンジンは直列4気筒2.5リッターのハイブリッドと、新しい2リッターのターボを搭載する。今回は2リッターのターボを積んだNX200tバージョンLの2WD(492万円)を試乗しよう。
ライバル車には、まずアウディ Q5が挙げられる。Q7とQ3の間に位置するミドルサイズSUVで、プラットフォームはA4などと共通だ。エンジンは2リッターのターボ、ターボを備えたハイブリッド、3リッターのスーパーチャージャーを搭載したSQ5も用意する。試乗するのは4WDを備えた2リッターターボの2.0 TFSIクワトロ(608万円)とした。
もう1車種はボルボ XC60。ミドルサイズのSUVだが、ボディは大柄でボリューム感がある。エンジンは直列4気筒の2リッターと直列6気筒の3リッターで、両方ともターボを装着。駆動方式は2リッターが2WD、3リッターが4WDを採用する。2リッターターボのXC60 T5 Rデザイン(655万円)を試乗した。
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