トヨタコンパクトカー 特集(1/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:原田淳
最近はクルマの売れ行きが伸び悩み状態を続けているが、そんな中で好調な売れ行きを続けているのが小さめのクルマ。軽自動車に至っては今年は新記録になりそうな売れ行きだし、1.0Lから1.5Lクラスまでのコンパクトカーも安定した売れ行きを続けている。
売れ筋のコンパクトカー市場には各自動車メーカーが参入しているが、中でも豊富なラインナップを誇るのがトヨタ。2005年2月に2代目モデルに切り替わったばかりのヴィッツを筆頭に、ヴィッツのプラットホームをベースにラクティスやベルタを投入している。
初代ヴィッツからは最終的に10車種もの派生車種というかプラットホームを共用するクルマが出てきたくらいだからまだまだ序の口といえるが、トヨタはヴィッツ系のほかにもダイハツとの共同開発によるパッソ/ブーンを持っているので、ラインナップはますます充実したものになる。
ヴィッツが好調な売れ行きを続けたのに続き、ラクティスも販売から2カ月目の11月にはランキングの首位に立つほどの売れ行きを見せている。トヨタの圧倒的な強さを象徴するものといっていい。ベルタはセダン市場が縮小しているだけにさすがに販売台数は限られるだろうが、このクラスに専用設計のセダンを投入できるのはトヨタならではだ。
2代目ヴィッツをベースとしたトヨタの新しいコンパクトカーについて、走りから買い得度までじっくり検証してみたい。
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