人気絶頂の実用派軽自動車、タント・スペーシア・N BOXを徹底比較(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
背の高いスライドドアを備えたボディは、車内がとても広く4名乗車しても快適!
現在、新車として販売されているクルマの約40%を軽自動車が占める。その代表とも言える車種が、今回取り上げる「ダイハツ タント」「スズキ スペーシア」「ホンダ N BOX」の3車種だ。
全高が1,700~1,800mmに達する背の高いボディによって車内はとても広く、大人4名が快適に乗車できる。多彩なシートアレンジで、リアシートを畳めば自転車などの大きな荷物も積み込める。スライド式の後部ドアを備えており、開閉時にドアパネルが外側へ張り出しにくく狭い駐車場での乗降性も良い。 快適な居住性と高い実用性を備える一方で、小さなボディは取り回しに優れているため、普通車からの代替えも増えて売れ行きが伸びた。
そして、軽自動車では税金の安さが見逃せない。 毎年納める「自動車税」は、1.3リッタークラスのコンパクトカーは3万4,500円だが、軽自動車税は7,200円。維持費を安く抑えられる。
ただし、昨今報道されている通り、軽自動車税には増税の動きも見られる。増税の背景には軽自動車の商品力が高まって小型車との差が縮まったこともあるが、この見方は短絡的だ。 公共交通機関が未発達な地域では、登録後5年を超えた古い軽自動車が日常の移動手段として使われる。ユーザーには年金で生活する高齢者も多く、軽自動車の税金、特に、保有時に納める軽自動車税と自動車重量税が増税されれば、毎日の買い物や通院の手段が絶たれてしまう。
今の軽自動車は新型タント/N BOX/スペーシアを筆頭に快適で上質なクルマに成長したが、地域によってはライフラインとして機能する現実がある。そこを見過ごしてはならない。 軽自動車の増税は、社会福祉に反するともいえるだろう。幅広い視野を持ちながら、背の高い軽自動車の未来を考えていきたい。
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