フォード クーガ 雪上試乗レポート／マリオ高野(3/4)
- 筆者：
- カメラマン：オートックワン編集部
最新のESPの制御技術にあらためて感服です！
クーガは、そんなクルマであるにも関わらず、愚かにもマリオは自らピンチを招いてしまいました。
撮影場所を求めてウロウロしているうちに、道路ではない場所の上に進入してしまい、フカフカの雪の上にハマってしまったのです。
ハマった！と気がついた直後はまったく身動きがとれず、まさかのスタックという醜態をさらすことを覚悟しました。しかし、ステアリングを切りながらゆっくり前進と後退を交互に繰り返すと、次第にタイヤが圧雪を掴み出す感触が復活し、難なく脱出に成功。
すべてはマリオの不注意が招いた結果ながら、生活四駆と呼ばれるタイプのシステムでは脱出できなかったかも知れません。
雪道では、ぼんやりしていると道ではない場所の上を走ってしまうリスクがある、ということを忘れないようにしましょう。特に道路の側溝には注意が必要です。
ツルツル路面とタイヤの関係についてクルマと対話しながら一般道を走り終えたあとは、特設されたクローズドコースにて蛮勇を奮ってみることに。
まず一周目は横滑り防止装置のESPをONのまま走ってみると、多少無茶をしてもクルマの挙動は大きく乱れることなく、終始安定したまま何事もなく終わってしまいました。
もちろん、グリップの限界を越えると狙ったコースからハミ出してしまいますが、それでもアクセルをはなせば、すぐに収束します。最新のESPの制御技術にあらためて感服です。
もちろん、インテリジェントAWDの緻密な制御も車両の安定に大きく寄与しているでしょう。
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自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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