フィアット 500ツインエア 試乗レポート/日下部保雄(1/4)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:オートックワン編集部
今度は900ccのエンジンを載っけて、かっ飛びまっせ!
人気の500に「ツインエア」と言うユニークなエンジンが搭載された。このエンジンは900ccの4バルブ2気筒のDOHCエンジンで、インタークーラーターボで過給するものだ。
アバルト以外の500は、従来のラインアップ上、1.4Lが最上位エンジンだったが、ツインエアは500cc落とし、これに代わるエンジンとなる。
2気筒と言っても、このエンジンはハイテク満載。スロットルバルブの代わりに吸気バルブで直接流入量をコントロールすることで、ストロークごとに微妙なコントロールが可能で、燃費低減に向けてマルチエアシステム、可変バルブタイミング、バランスシャフト、アイドルストップ機構などを盛り込む。
トランスミッションは5速のシングルクラッチの2ペダル。フィアットではデュアロジックと呼ぶタイプで、ツインクラッチではない。
これは従来のフィアット500と変らない。フィアット500ツインエアは、500のトップグレードにあたり、POPとLOUNGEの2グレード、それにLOUNGEにはキャンバストップの「C」も加わる。
さすがにイタリアらしい優れたセンスを見せる500のデザインは、エクステリアとインテリアに大きな変更は見られない。キュートなエクステリアデザインと、シンプルだがよくまとめられたインテリアは、いつ見ても飽きを感じさせない。
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