竹岡圭のドライブvol.20 ひと足お先に秋の秩父へドライブ(3/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
清酒、焼酎、ワイン。生成時の違い、わかりますか?
さて、思わぬ発見がいっぱいあった資料館を後にし、お次は酒蔵へ。酒蔵の入り口には、神様がお祀りされていました。酒屋さんには守り神が二体いらっしゃるそうで、ひとつは、京都の松尾神社の松尾様。もうひとつが、奈良の三和山にある三和神社様なんですって。神聖かつ厳重かつ繊細に仕込まれているっていうのが、よ~く感じられました。しかし、17000Lの仕込みタンクやら、28000Lの貯蔵タンクやら、スケールがデカイのなんのって。それだけ大きいと、想像がつかないですよねぇ(私なんて、この目で見たって実感湧かなかったですから)。
さて、お酒といえば、もうひとつ大事なのは水ですが、秩父は蛇口を開くとミネラルウォーターが出てくるという土地柄だそうで、水には困らないんですって。だから、秩父源流水というミネラルウォーターも、地元では全然売れないんだとか(そりゃそうだ)。
いやはやスゴイですねぇ~なんて感動していたら「次ぎは、ワインの方へ行きましょうか」と館長さん。ナント矢屋本店さんでは、清酒、焼酎、ワインの3種類を作っているんですって。こりゃまた珍しい。ワインの酵母は寒さに弱く8~9℃で発酵が止まってしまうそうですが、日本酒の酵母は寒いほうがいいらしく4~5℃でも発酵し続けるとのことで、建物がキチッと分けられているんですね。
ワインの建物の方へ赴くと、やはりさっそくワインの香りに包まれました。なんでも、一昨日までちょうど仕込みをしてたんですって(惜しかった!)。
秩父でワイン造りをしている理由は、山を越えると山梨県という土地柄だから。同じ関東ローム層にあるため、観光ぶどうとしては歴史が長いんですって。
ワインの仕込みタンクを覗かせてもらうと、一昨日つぶされたというカルベネソーヴィニヨンが、フツフツと炭酸ガスを発生していました。白ワインの方も、ブクブクと発酵中で、手で扇いで香りを嗅ぐと、もう酔っ払いそう!この発酵を止めるのには、主に亜硫酸が使われるそうです。
「発酵を止めないのがスパークリングワインなんですか?」と聞いたら、スパークリングワインは、酵母を入れて瓶詰めし→下を向けて発酵させた後にクチの部分だけ凍らせて→酵母の入った部分を切り落とし→リコルクするんだとか。この技術がスゴイらしいです。
ちなみにその熟成期間ですが、ワインの場合はぶどうの品種によって、寝かすor寝かさないが決まるそう。日本酒の場合は、半年~8ヶ月熟成させると、味がふくよかになるんですって。寝かさないですぐに出す新酒は、フルーティな香りが特徴だそうですが、全体で言えば4~5%に過ぎないとか。
なんだか、ものすごくお酒のお勉強をしちゃったようですが、まだまだ続きがあるんですね~。今度は焼酎蔵へと参ります。
焼酎は日本酒を気化させたものを集めて寝かせたものなんですって。寝かせれば寝かせただけ、味が丸くなるのが特徴。ちなみに日本酒を一定期間以上寝かせたものは、好き嫌いのある味になるそうです(笑)。なるほど、焼酎は蒸留酒、日本酒とワインは醸造酒って、こういうことなんですねぇ。
私の場合、日本酒とワインはまったくかなり弱いんですが、焼酎ならほんの少しは舐められるので、これは興味深々。ショップの方へとご案内していただくことに。さすがにクルマなので、試飲は家で楽しむことに。そしてお土産探しに没頭・・・。
たんまりとお土産を購入し、オマケに酒饅頭まで試食→購入!(ちなみにここの酒饅頭、かなり美味しいので、絶対オススメの逸品ですよ!)
と、酒饅頭で弾みがついたところで、お昼ゴハンへとレッツゴー。すっかり矢屋本店さんで長居してしまったので(館長さん、本当にありがとうございました)、おなかペコペコ。ご紹介していただいた、弁天茶屋というお蕎麦屋さんへと向かいました。
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