ダイハツ ミラ イース 試乗レポート/藤島知子(3/3)

  • 筆者: 藤島 知子
  • カメラマン:オートックワン編集部
ダイハツ ミラ イース 試乗レポート/藤島知子
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ミラ イース『e:S』はエコ走行を意識させてくれる一台

ダイハツ ミラ イース

エンジンは燃焼効率が高められ、第3世代に進化したKFエンジンを採用している。ミラ イース『e:S』に採用されるのは、660ccの自然吸気のタイプでCVTのみが設定されている。

ボディの軽量化や動力の伝達効率向上に合わせて、CVTの変速ギア比は他のモデルと比較してハイギアードに変更されているが、街乗りシーンでは、車両の軽さも手伝って、出足のトルクには余裕が感じられるほど。

後続車両を意識して、それなりのペースで走ろうとペダルを踏み込むと、メーター上のイルミネーションは、数秒間はガソリンを多めに使っていることを知らせるブルーのランプが点灯するものの、車速が乗ってアクセルペダルの踏力を徐々に緩めていくと、エコな走行状態を示すグリーンのランプを点灯させながら十分な車速を維持することができる。 また、アクセルを緩めてエンジンブレーキが掛かっている状態の時は、メーター上のディスプレイに“CHARGE”の文字が点灯。エンジンの負担が少ない状況の時に発電機を作動させていることを知らせてくれる。メーターを通じてエコ走行を意識させてくれるので、クルマと呼吸を合わせている感覚が何とも楽しい。

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ミラ イース『e:S』には、5代目ムーヴに設定された『ECO IDLE』が全車に標準装備されている。じつは、ムーヴに採用されたものから、更なる進化を遂げていて、信号待ちでブレーキをかけていくと、条件を満たせば完全に停止する直前の7km/hあたりでエンジンがストップするようになった。 エンジン停止中はエンジンルーム側からの音から解放されることで、車内は静か。デミオやフィット ハイブリッドといったコンパクトカーのアイドリングストップ時の状況と比べると、トラックなど、他のクルマの走行音がちょっと大きめに聞こえてくる。とはいえ、再始動時はエンジンのブルつきは巧く抑えられていて、キュルルという軽快な始動音が心地よく感じるレベルに収められている。

ターボなしのエンジン、なおかつ燃費志向のモデルだと、加速に物足りなさを感じるのではないかと思ったが、高速道路の合流でもゆとりの加速をみせてくれた。街乗りをベースにしつつ、たまに長距離移動を走るといった使い方ではパワー的にも無理なく向き合うことができそうだ。合流したあとはアクセルペダルの足の力を緩める方向で車速が維持できるので、高速走行時の平均燃費は20km/Lを超えてくる。

高速走行やワインディングでハンドルを切り増したときのスポーティーさを求めるのであれば、30km/L台の低燃費を謳うデミオの13-SKYACTIV仕様やフィット ハイブリッドの方が、クルマ自体をコントロールしているという手応えを得ることができる。ミラ イース『e:S』のハンドルは女性でも操作しやすい適度な軽さがあり、街乗りの取り回しの良さは申し分なし。高速走行についても、重心も低めに抑えられていることから、ムーヴやタントと比較してもグラリと揺られにくい分、シャープに走れる印象を受けた。

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藤島 知子
筆者藤島 知子

通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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