【試乗】ダイハツ 新型 コペン[プロトタイプ/2014年6月発売予定] 試乗レポート/渡辺陽一郎(3/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部・ダイハツ工業
走りと乗り心地性能を程よくバランス
新型 ダイハツ コペンの乗り心地は、公道と比べて荒れている(平滑ではない)路面の駐車場スペースを利用した今回の特設試乗コースで乗る限り、少し上下に揺すられる印象を受けた。コペンの開発で苦労したところでもあるだろう。
ボディ形状とのバランスから、サスペンションのストローク(上下に動く範囲)は短く抑える必要がある。タイヤサイズは16インチ(165/50R16)で、コペン専用にチューニングされたブリヂストン ポテンザRE050Aを履く。加えてホイールベース(前輪と後輪の間隔)は、先代コペンと同じ2230mmだから、ムーヴやタントに比べると225mmも短い。こういった特徴を考えると、上手にバランスを取っている。
ルーフをオープンにした状態で路面上のデコボコを乗り越えると、フロント側のピラー(柱)が振動する傾向も見られたが、閉じた状態で走ると、ハードトップと接続されるのであまり気にならない。走るルートや運転の仕方も考えて、ルーフの開閉を使い分けたい。
日本の狭い道でも十二分に運転を楽しめる稀有な存在
軽自動車の魅力は、運転のしやすさ、税金の安さなど手軽に所有できて使い勝手も優れていることだが、コペンのようなクーペになると別の魅力も生まれる。ボディが小さいために、車両との一体感を得やすく、運転の楽しさも盛り上がることだ。
全幅が1475mmのボディは、走行安定性の確保を難しくしているが、その一方では、曲がりくねった道幅の狭い峠道でも「アウト・イン・アウト」のラインを取りやすい。軽自動車は日本独自の規格で、クーペについても、日本の道路条件に合った運転の楽しさを満喫させてくれる。特に今は5ナンバーサイズのコンパクトなクーペが皆無の状態だから、コペンの魅力が一層際立って感じられた。
[レポート:渡辺陽一郎]
ダイハツ 新型 コペン【プロトタイプ】 主要諸元
ボディサイズ:全長x全幅x全高:3395x1475x1275mm(※東京モーターショー出展車)/ホイールベース:2230mm/駆動方式:前輪駆動(FF)/車両重量:870kg(CVT車)/エンジン種類:KF-VET型 直3 DOHC 12V インタークーラーターボ ガソリンエンジン/総排気量:658cc/最高出力:64ps(47kW)/6400rpm/最大トルク:9.4kg-m(92N・m)/3200rpm/トランスミッション:7速スーパーアクティブシフト付 CVT(自動無段変速) or 5速マニュアルトランスミッション/タイヤサイズ:165/50R16/車両本体価格:2,000,000円以内[目標・消費税8%込み]
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