ダイハツ ブーン 新型車解説
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:ダイハツ工業株式会社
使いやすいパッケージングに低燃費を両立させた新型「ブーン」
ダイハツのコンパクトカー「ブーン」が2月15日フルモデルチェンジを果たした。
先代と同様に今回もトヨタとの共同開発車となるブーン。軽自動車からコンパクトカーへの上級移行層をターゲットに、シンプルながら美しさを極めたスタイリングや全車CVT搭載によって、低燃費、低排出ガス化を実現したことで、2WDモデル全車エコカー減税・エコカー補助金に適合させているのが大きな特徴となっている。
ボディサイズは全長3,640mm×全幅1,665mm×全高1,535mm、ホイールベースは2,440mm。全長こそ+40mm大きくなったが、全幅、全高ともに先代と一緒のコンパクトサイズは保っている。
また、良好な前方視界や後方視界を確保しているのも新型モデルの特徴となっている。運転席から見えるフロントピラーが細く見えるように形状を工夫したほか、先代よりもヒップラインを10mm上げ、サイドのベルトラインを下げるなどしたことにより、視界はかなり向上している。これは車庫入れや、狭い路地での運転が苦手な女性には特にうれしい点だろう。
その他にも、きめ細かく女性ユーザーの要望に応えた収納性も大きな魅力のひとつ。ラゲッジルームを含まない室内には10ヶ所もの収納スペースなどを確保している。まるで自分の部屋のようにきちんと整理できるのも魅力のひとつだ。
搭載エンジンには1リッター直列3気筒DOHCと1.3リッター直列4気筒DOHCの2機種で、これに全車CVTを組み合わせ、1リッター2WDで22.5km/Lを達成。さらに★★★★となるSU-LEVを全車認定しているので、排出ガスのクリーン化もしっかりと実現されている。
姉妹車となるトヨタのパッソとは、基本的に仕様等はほぼ一緒だが、ブーンの場合、先代から好評のためフロントシートはベンチシートを引き続き採用している点が異なる。
価格は110万~143万5000円(税込)。月販目標台数は800台を予定している。
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