じんわりと「フランス文化の味」がするクルマ/シトロエン 新型 C4 試乗レポート(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:小林岳夫
旧式のトランスミッションが最大の課題だった従来型
ナニを隠そう私もスマートのフォーツーに乗っているときは「AMTも慣れれば平気」などとホンキで思っていたが、手放してから「もう絶対AMTは乗るまい」と考えている。それくらい気持ちよくないです。C4の変速機もこれまで、燃費を重視すればAMTを選ぶという流れになってしまう。
それはイヤだ、とトルコンATを選ぼうとすれば、4速ATだった。これまた旧式の4速ATということもあり、シフトスケジュールがヨーロッパ的で不自然な感じ。そもそもイマドキ何で4速ATなのよ、ということになり、ツインクラッチだCVTだ8速だ、という新世代高効率のライバルに負け。
従来のC4を買うの、相当のシトロエン好きに限られていたように思う。100歩譲ってC4が伝統的なハイドロニューマチックサスペンションでも採用していれば話は別ながら、ごく普通の足回りだったりして。この時点でC4を推奨する理由が無くなり、実際、魅力に欠けていたと思う。
[魅力を増した新パワートレイン、その実力とは・・・次ページへ続く]
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