シボレー コルベット 試乗レポート

シボレー コルベット 試乗レポート
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アメリカ車を代表するスポーツカーコルベット、歴代6代目が誕生

フロントビューリアビュー

コルベットはアメリカ車を代表するスポーツカーだ。1954年に初代モデルがデビューして以来、常に2人乗りのクーペやコンバーチブルをつくり続けてきた。アメリカでの人気は絶大で、日産のフェアレディZでも、コルベットユーザーを獲得するのはムリ、と言われている。

アメリカ車としては1世代のモデルを長く生産することでも知られており、今回フルチェンジした05年モデルが、歴代6代目になる。50年間で6代目なのだ。

スポーツカーとしての実力も輝かしい。最近では2001年、2002年、2004年のル・マン24時間レースGTクラス優勝するなど、アメリカ国内だけでなくヨーロッパでも実力を認められているのだ。

6代目に進化したコルベットは、ボディサイズ、エンジン、サスペンションを一新し、装備も充実して登場した。クーペとコンバーチブルがあり、クーペは6速MTも設定。

コルベット史上最強の404馬力、55.6kgmの性能を発生する

ヘッドライトインパネ

ボディスタイルで先代との大きな違いは、ヘッドライトがリトラクタブル式から、固定式になったこと。これは空力特性の向上などを考慮してのことだ。

なにしろ6代目のエンジンは新開発のV8、6.0リッターで、コルベット史上最強の404馬力、55.6kgmの性能を発生する。当然、動力性能も世界トップレベル。さすがにリトラクタブルヘッドライトでは空気抵抗が大きくなりすぎるのだ。

ボディサイズは全長100mm全幅10mm全高20mm小さくなった。しかしホイールベースは30mm長くなっている。この変更も操縦性を重視した結果だ。

インテリアは、5代目よりも広い。とくに頭上の余裕やフロントウィンドウの圧迫感がない。装備もナビゲーションシステムやBOSE7スピーカーサウンドシステム、ヘッドアップディスプレイなどが標準装備された。ラグジュアリーさも楽しめるスポーツカーだ。

新型コルベットは動力性能、操縦性など世界に通用するスポーツカーに進化した

エンジン走り

V8、404馬力のパワーを路面に伝えるサスペンションは、ショックアブゾーバに磁性流体を使用した世界最速の連続可変減衰力調整システムを装着している。スポーツ/ツーリングの2モードをセンターコンソールのスイッチで切り替える。その効果はかなり明確だ。

試乗したフィーリングはでは、街中はツーリングのほうが乗り心地がよい。高速ではスポーツのほうが安定感がある。使い分けることで、走りの性質がきちんと変化する。

走行安定性は、5代目と比較しても格段に向上している。とくに高速走行での安定性とコーナリングは不安がない。この剛性の高さは、コンバーチブルをオープンにして走ったときに、ルームミラーがまったくブレないことでも実感できた。

新型コルベットは動力性能、操縦性など世界に通用するスポーツカーに進化した。

車幅がつかみやすく、予想以上に乗りやすい

タイヤ

全幅1860mm全高1250mmというワイド&ローのコルベットだが、ハンドルを握ってみると、とても乗りやすいのだ。信じられないかもしれない。でも、左右フェンダーが高く、幅をつかみやすいこと。広いボンネットも見えるので、不安がないのだ。

しかも、全長は4465mmなので、トヨタのセダン、プレミオ/アリオンクラス。駐車するのもあまり苦労しない。

バリエーションはクーペの4速ATと6速MT、コンバーチブル4速ATの3タイプ。クーペのATはリアのトランクも広く、ゴルフバッグは2セットきちんと収納できる。これはコンバーチブルも同じだ。このテのスポーツカーとしては実用性もかなり高いといってよいだろう。

乗り心地もハンドリングも世界のトップレベルのスポーツカーが、この価格というのは、意外にバーゲンといえるかもしれない。独自の世界をもつスポーツカーだ。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

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