シボレー 新型カマロ発表会レポート|GMジャパン社長の“カマロ愛”が炸裂

  • 筆者: チダ ユウタ(オートックワン編集部)
  • カメラマン:オートックワン編集部

フェイスリフトした新型カマロが日本上陸!

2018年11月22日、シボレーの主力スポーツクーペであるカマロの新型モデルが日本で発売された。新型カマロはフロント・リアのデザインを大幅刷新したほか、新たに2リッター直列4気筒エンジン採用のグレードを追加。また日本販売開始に伴って、特別なカラーを纏った限定グレードも導入された。

今回は、明治通りとキャットストリートの交差点に位置する「渋谷キャスト」で行われた発表会の様子をお伝えする。

なお新型カマロの車種詳細は、こちらの記事をご覧いただきたい。

>>【画像】大胆フェイスリフトでイメチェンした新型カマロ

>>【関連記事】シボレー、新型カマロを発売 | 529万円から楽しめるアメリカンスポーツクーペ

プレゼンでは社長のカマロ愛が炸裂! その魅力とは

発表会前半のプレゼンテーションでは、ゼネラルモーターズ・ジャパンの若松 格 代表取締役社長が登壇。昨年で設立90周年を迎えたゼネラルモーターズ・ジャパンが、特にここ数年で順調に販売台数を伸ばしていることに触れた。

続いて話題はカマロに移る。カマロは今回登場する新型で6代目となるが、実は登壇している若松社長にとって、社会人になって初めて購入した車が3代目カマロだったという。さらに現在の奥様と初めてデートした際の車もそのカマロだったというエピソードに触れ、自身のカマロへの思い入れの深さを語った。

意外!? 初めてのカマロオーナーに20代が多いワケとは

また、印象的だったのはカマロのユーザー層。

カマロオーナーのうち他のシボレー車からの乗り換えは、意外にも26%にとどまるという。なんと、76%は初めてのシボレー車としてカマロを購入しているというのだ。

さらにその初カマロオーナーのうち、年代別の比率が最も多いのは20代で、28%にも上る。若者の車離れが叫ばれて久しいが、手軽とは言えない車両価格のアメリカ製スポーツカーがここまで20代のオーナーを擁しているという事実に、若松社長も驚きを隠せなかったという。

その理由に関して若松社長は「唯一無二の存在感」があるからではないかと語る。

キーワードは“存在感”と“ギャップ萌え”!?

曰く、カマロのユーザー層は他の車種と迷って購入していることはほとんど無く、多くが指名買い状態だという。その理由に関して、若松社長は2つの可能性を指摘する。

一つは多くの方がお気づきであろう、他のどの車とも似ていない強い存在感である。ワイド&ローなフロントフェイスに力強いフェンダーライン、いかにもスポーツカー然とした2+2レイアウトが、カマロをカマロたらしめているという。スペックがどう、装備がどうという以前に“カッコいい、欲しい!”と感じてしまうスタイリングを持っているのがカマロなのだ。

また、これと対称的なもう一つの理由として、カマロの懐の広さが拳げられるという。

曰く多民族国家であるアメリカで生まれたカマロは、日本車やヨーロッパ車のように、メインのユーザー層が存在しない。あらゆる人種、体格、体型、さらには年齢もバラバラなユーザーが日常的に使用することを考慮して設計されているので、どんなユーザーでも無理なく乗れる懐の広さを持っているという。

この“底抜けにカッコいいけど乗れば快適”という二面性、いうなればギャップ萌えが、カマロに潜む魅力ではないかというのが社長の見解だ。

若松社長の「カマロのここが好き」

ちなみに若松社長がカマロで一番のお気に入りポイントについて「コンバーチブルのルーフを開けて、信号待ちなどの停車中にふと後ろを振り返ると、後方視界を遮るものが何もなく、とてつもない開放感を感じる。この瞬間自分は世界で一番自由なんじゃないか」とアツく語りかけた。

なんとも強いカマロ愛を感じさせるプレゼンテーションだった。

▲発表会会場に展示された歴代カマロのイラスト

いよいよアンベール! 新フェイス採用の新型カマロ

さて、発表会は渋谷キャスト1階広場に場所を移し、いよいよ新型カマロのアンベールとなった。

実際に目にした新型カマロは、新たに採用されたフロントフェイスの恩恵で、先代型よりもグッとワイド&ローなフォルムが強調されていた。ブラックアウトされたフロントグリルとバンパー中央部分、そしてLED採用のヘッドライトが精悍さを大幅にアップさせ、先代とは全く別のクルマかと感じさせるほどの変化を手に入れている。

ブルー(新色のリバーサイドブルーメタリック)のモデルは最上級グレード「SS」で、大きく盛り上がったボンネットフードが、その高い性能を予感させる。

またテールランプにもLEDが採用され、視認性が大幅にアップしていた。

このほか会場には、ブラックのボディカラーを纏ったコンバーチブルと、オレンジ系ボディカラー「クラッシュ」を纏ったLT RSが展示されていた。

この「クラッシュ」というボディカラーは、新型カマロの日本導入に伴って50台限定で販売される“LAUNCH EDITION”専用色。1967年に登場した初代カマロを彷彿とさせるオレンジのボディ×レッドのデカールが、レトロアメリカンな雰囲気を強く主張する。

新型カマロは2018年11月22日より販売開始

今回デビューを飾った新型カマロは、本日2018年11月22日より販売開始される。カタログモデルは3グレードが展開され、それぞれカマロ LT RS(2リッター直4ガソリンエンジン搭載、5,292,000円)、カマロ コンバーチブル(2リッター直4ガソリンエンジン搭載、6,156,000円)、カマロ SS(6.2リッターV8エンジン搭載、6,804,000円)。

これに限定グレード“LAUNCH EDITION”が、LT RSとSSに各20台 / 30台限定で販売される。

唯一無二の存在感を放つカマロ、気になる方は是非チェックしてほしい。

※文中の価格はいずれも消費税込み。

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