キャデラック CTS 新車発表会速報
- 筆者:
クラフトマンシップ光る、最新のアート&サイエンス披露
GMアジア・パシフィック・ジャパン(以下GAMP JAPAN)は22日、2008年モデルの新型“キャデラックCTS”を発表した。
この新型キャデラックCTSは、2002年に登場した先代よりさらに内外装、走行性を一新させている。エンジンは現モデル同様、2.8Lと3.6Lの2種類で、ラグジュアリーカーらしい余裕の走りを提供する動力性能と、全長4,870mm×全幅1,850mm×全高1,470mmのボディサイズを披露し、米国を代表する高級自動車に相応しい出来に仕上がっている。
新型キャデラックCTSのエクステリアは、全体的にエッジを効かせた面構成で組み合わされており、先代同様スポーティなボディは健在である。特徴としてはワイドトレッドを強調するために、大きく張り出したフロントフェンダーとダイナミックなボディである。また大きなグリルと、キャデラック16を思わせるサイドエアベルトを装備し、スピード感を感じさせるクーペ風シルエットを披露している。
インテリアは、高級感と先進的なスポーティ感が見事に融合しており、ハンドクラフトによる気品ある室内空間を演出。インパネは、流れる落ちるようなデザインが印象的で、操作スイッチ類も、見やすく、直感的に使用できる。室内空間は、インパネを前方に移動させ乗員との距離を離すことで空間を拡大し、足元にも余裕を持たせた広いスペースを確保している。シートなども細部に渡るまで細かいステッチが施されており、精密な高級感を随所に感じることが出来る。今回インテリアに最大のこだわりを持たせたと言うだけあり、まさにクラフトマンシップの醍醐味を味わえるクルマである。
GAMP JAPAN社長のリック・ブラウン氏は「欧州のハイクラス・セグメントと互角で渡り合える一台であり、ターゲットは従来のキャデラック・ユーザー層より、若い人達を狙った」とし、自信と今後のキャデラックの方向性を感じさせるコメントを述べた。
販売は来年1月より、全国のキャデラック正規販売店を通じて、一斉に発売を開始する。価格は2.8Lが、4,900,000円、3.6Lが、6,200,000円と、キャデラック・ブランドとしては求め易いプライス設定を行っている。
新型キャデラックCTSは、キャデラックとしてはエントリーモデルの位置づけになるが、そう感じさせないとても優秀な造り込みを施している。ボディサイズも日本の道路事情にフィットする大きさだけに、日本国内の需要も期待が持てそうだ。
キャデラックの上質な造り込みは、改めて必見である。
この記事にコメントする