金子浩久VS小沢コージの2009年上半期ベスト・バイ・カー総論/輸入車 編(1/3)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
“魔球”を使わない輸入車市場は健全?
小沢:さて輸入車ですが、こちらは国産車とは逆に、ベストデザインの方から行きたいと思うんです。なぜって投票結果がマーケットの違いを如実に表してるんで。
金子:ホントだ。みんな意見バラバラ。まさに十人十色って感じで選者それぞれ違ってて、コッチの方が豊かだし、楽しいよな。
小沢:デザインだけに見方分かれて当然じゃないですか。データに現れない個人的な価値観ですからね。というか、国産車はプリウス、インサイトという“魔球”がすべてを蹴散らしてしまってるけど、輸入車はそういうのに頼ってない分、健全。
というか、国産車は魔球が通り過ぎた後の09年下半期が怖い。輸入車の場合、上半期だけで細かいのを入れると28車種、主要なのだけでも20車種近く新車が出てるってウラ事情もありますが(笑)。
小沢:お次小沢行きますけど、Z4は久々に脳髄にガツンとくるエロさだと思いました。それもまさに肉食系的かつ腐りかけのエロさ!
フロントノーズのたわみは、まさに“たわわ”って感じで、巨乳ちゃんのバストがビキニからハミ出してるみたいにグロさギリギリだし、繋がるリアの“クビレ”がまたいい。これぞ、ヨーロッパにしか出来ないエロティックデザインだと断言!
金子:“ヨコチチ”なエロさね。まあ、今年BMWから独立したチーフデザイナー、クリス・バングルの置き土産かな。
小沢:バングル路線の最後かもしれないし、これを作ったのが内外装ともに女性デザイナーってのがそそりますよね。向こうは女も見た目のエロさをわかってるんですよ!アンジェリーナ・ジョリーさすが!!
金子:あんまり関係ないけど、気持ちは分かるよ(笑)。
小沢:2番目はジャガーXK。正直、俺の趣味じゃないんですけど、特定のオヤジの心はわしづかみにするカタチですよね。
金子:XKの良さはガキには分からないよ。女性で言えば、35を越えた辺りの酸いも甘いも嚙み分けた辺りから分かっていく。それはセダンのXFも同じ。あれがわからないなんて、小沢もまだまだ。
小沢:結構ですそれで。それからお次、308CC。女性票二つはいりましたっ!
金子:出たか、女のプジョー好き。あのネコ系フォルムがなぜか女心を捕らえるんだよね。
小沢:しかもオープンに弱い。なんというか第二ボタンまではだけたリッキー・マーチンみたいなラテン系に弱いという・・・。
金子:偏見丸出しだよ、それ(笑)。
小沢:2票揃ったアルファ ミトは確かに新しいデザインテイスト出してますよね。アルファらしさを醸し出しつつ、今どきのキャラクターデザインっぽさもある。
金子:ミトはインテリアの素材感も凄いよね。カーボン風のソフトパッドは今までにないし、それでいて確実にニュータッチ。
小沢:あとはアウディR8に、ロータス エヴォーラに、アルファ 8Cスパイダーとスーパーカー系が3台!
金子:R8は小沢がドライビングにも入れてんじゃん。
小沢:R8はやはり新しいですよ。インパクトはないけど、あの理想主義度は怖い。なんというか、理系が作り出したスーパーカーでしょ!ラテン系じゃない。
金子:対象的なのは8Cだよね。ただ、これは基本古典デザインだと思う。それを上手に処理して、新しく見せてる。
小沢:エヴォーラってなんかカッパの皿とか、坊主のケサみたいなデザインじゃないですか。なんともエンスーチョイスでさすがは選者、森口さん。
金子:変態ロータスの持ち味全開って感じだよね。確かエスプリ時代にも4ドアのエクセルってキテレツデザインがあったけど、あれの現代版だろうな。まさに時折出る“エボラ出血熱”(笑)。
小沢:ざぶとん一枚っ!
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