俺達の“M”が帰ってきた!BMW「M2クーペ」をラグナ・セカで試す!(1/3)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:ビー・エム・ダブリュー株式会社
待ち望んだ“俺達のM”が帰ってきた!
コークスクリューで有名な「ラグナ・セカ」サーキットの広大なパドックに、M仕立ての巨大な試乗会ブースが特設されていた。
中に入ってみれば、お目当ての新型M2と並んで、旧型にあたる1シリーズMクーペ(日本未導入)と、E30のM3、そしてなんと2002ターボまでもが飾られていた。BMWとしては、M2の試乗会に臨んで、コンパクトなターボ・スポーツクーペの系譜というヘリテージ性を持つクルマだということ、つまりはそのスジの良さをアピールしたかったのだろう。
なるほど、言いたいことは分かる。けれども、試乗を終えた筆者が出した結論は、もっとシンプルであった。
M2こそ“待ち望んだM”。リアリティある“官能FRスポーツのM”。そして、最新のMモデルたちがラグジュアリーとのトレードオフによって少なからず失ってしまった“ピュアなファンを取り戻したM”。
ようするに、新型M2は帰ってきた“オレ達のM”というわけだ。
その筋肉質な四肢は、まるでスピードスケート選手のよう
力強いフロントフェイスには、1シリーズMクーペと共通のヘリテージ性が潜んでいる。それは、たとえば70年代の名スポーツクーペ、3.0CSLの流儀をモダンに解釈した、大胆なエアロマスクだ。
迫力のフロントに負けず目立っているのが、四肢の太さだろう。ボディサイズに対して、明らかにタイヤが大きく、張っている。その骨太で筋肉質な下半身は、まるでスピードスケート選手を見ているようだ。
それもそのはず、アシ回りにはM4用の前後アクスルが移植されたため必然的にワイドトレッドとなり、前後それぞれ70ミリ・65ミリも拡幅されているのだ。
リアセクションでは、ガーニータイプのリアスポイラーやアンダーディフューザー、ツインテールパイプが高性能をアピールする。
インテリア全体の雰囲気そのものは、ノーマルと変わらない。Mらしく、ブルーステッチの入ったMロゴ入りのダコタ・レザーシートや、カーボンファイバーのトリム、アルカンタラ・ドアパネルなどによって、スポーツ・ラグジュアリーな雰囲気をもたらしている。
ドライバーを昂揚させる雰囲気造りという点で、Mの手法とその上手さは相変わらずと言って良い。
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