じんわりと旨みが広がるアウディ/Audi 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro 試乗レポート(3/4)
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- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
高速域での骨太さもアウディらしさが濃厚
とはいえ、高速走行域に入ってもスカスカしない、キモの据わった骨太な走りもやはりアウディ、というよりはドイツという国に住む、航続距離の長い国民が熱望するもの。そこをおろそかにしてはモデル47年の歴史が廃る。
最大トルクは370Nm、そのトルクは先述の日常域、1600rpmというアイドリングに毛が生えた程度の低いところから、4500rpmまでを網羅するまわりっぷり。そりゃあらゆる領域をカバーしてくれてしまうわけだ。
従来のFFモデルにも2.0TFSIが搭載されていたが、その従来型に比べると72ps、50Nmの向上を図られているから、エンジン自体の素性はこれまでの2.0リッターモデルを想像しない方がいい。
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