じんわりと旨みが広がるアウディ/Audi 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
また、同社スーパースポーツ「R8」や高級セダン「A8」などから導入された新しい仕掛けで、ウインカーの黄色いライトが内側から外側にダラララっと流れるように点灯する「ダイナミックインジケーター」も用意される。路上で見かけると想像以上のインパクトを与えるコレ、やや似たような感じのものをトラック野郎チューンにも見かけることがあるが、それよりもきっちり都会的なのでご安心いただきたい。
ほかにも、エクステリアではバンパーやエアインレット、またリアのテールライトほか、細かなデザイン変更がなされた。
もちろんエンジンも改良されている。
「RS 6 Avant」以外のすべてのモデルでパワーを最大48ps向上させつつ、燃費を最大17%改善した。
中核モデルらしく、多彩なラインナップを揃える「A6」「A6アバント」シリーズ
さて、中核を担うというだけあって、A6のラインナップはものすんごい充実っぷりだ。エンジン&ボディタイプのバリエーションは全10車種にものぼる。
ボディタイプはセダンとステーションワゴンタイプであるアバントの2種で、その両方に1.8リッター直4エンジンの「1.8TFSI」、2.0リッター直4エンジンの「2.0TFSI」、3.0リッターV6スーパーチャージャーの「3.0TFSI」、そして4.0リッターV8インタークーラー付きターボエンジンの最上級スポーツグレード「S6」がそれぞれ用意される。組み合わされるのは7速Sトロニックだ。
さらにアバントはラインナップを拡大していて、3.0リッターV6スーパーチャージャーを搭載し、車高を上げてSUVライクに味付けされた「A6 allroad quattro」と、S6アバントの上位モデル「RS6アバント」が4.0リッターV8インタークーラー付きターボエンジンに、モデル中唯一の8速ティプトロニックを組み合わせて登場する。
うちエントリーモデルとなる1.8TFSIのみFF、ほかはすべてフルタイム4WD「quattro」だ。
悩んで下さい。おおいに悩んで下さい。しかし、エントリーグレードの1.8TFSIとS6では、実にもう一台ぶん1.8TFSIが買えちゃうくらいに価格に開きがあるから、あとは自分のお財布もしくはあなたのおうちの財務省と相談してください。
[さあ試乗だ! その走りは軽快にして骨太だった!?・・・次ページへ続く]
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