ML63 AMG 試乗レポート/九島辰也(1/2)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
エンジンはダウンサイジングされたが、最高出力はさらに凄まじい領域へ!
日本仕様はまだ発表されていないが、ヨーロッパで昨年フルモデルチェンジしたMクラスにともない、そのトップレンジに位置するAMGバージョンが進化を遂げた。
名前は「ML63 AMG」。
それだけだと現行モデルとなんら変わらないが、エンジンは6.3リッターV8 NAから5.5リッターV8+ツインターボへと世代交代した。
AMGのエンジン型式でいうと、M156型からM157型となり、最高出力も510psから525hpとなる。もっといえば、ハイブースト圧のパフォーマンス・パッケージは557hpに達する。まさにド級のラグジュアリーSUVだ。カイエンターボでも500psであることを考えれば、その凄まじさはおわかりいただけるだろう。
と同時に、省燃費の向上を実現しているのがAMG流。プレゼンテーションを行ったエンジン&パワートレーン担当のフレデリック・アイヒラー氏によれば、従来比約28%の改善となる。AMG戦略としては、パワーアップと燃費の向上は常にセットなのだ。
AMGにとってMクラスのAMG版はすごく重要なモデルとなる。1999年の5.5リッターNAエンジン(M113AMG)以来、すでに2万4000台販売したそうだ。母数の大きなSUVだけに、新型も期待大である。
期待を裏切らない、迫力あるエクステリア
AMGパーツでアクセントを強くしたML63AMGのスタイリングは、じつにクール。他のモデルの例に漏れず、スタンダードモデルとは一線を画す出来映えだ。
フロントマスクはグリル下の大きく開いた口が特徴で、迫力あるデザインを司りながら大量の空気を取り入れる効果を兼ね備える。
また、AMGライト・アロイホイールのデザインは専用で、5本スポークがSUVらしからぬスポーティさをアピールする。チタニウムグレイと呼ばれるカラーリングもかなりいい。サイズは265/45R20が標準。
そして、パフォーマンス・パッケージはなんと295/35R21。21インチがはじめから装着されていれば、社外ホイールは目に入らない。
この他ではクロームのツインテールパイプなどもあるが、ボディサイドの“V8 BITURBO”のロゴに目が止まる。ちょっぴりレトロ調のロゴがなんともいえずかっこいい。
インテリアでは専用のスポーツシート、グリップがレザーのステアリングが装備される。この辺はお約束でもあるが、スポーティながら高級感のある仕上がりはさすがである。
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