ボルボ V40に特別限定車「V40 Ocean Race Edition(オーシャンレースエディション)」登場

3年に1度の恒例仕様”オーシャンレースエディション”に初の「V40」採用

2001年以来、3年に1度の恒例の特別仕様となっているボルボの「Ocean Race Edition(オーシャンレースエディション)」に、今回初めて「V40」がラインナップされた。

折りしもボルボ V40の2015年モデルは、10種類の先進安全装備や運転支援機能をセットした「インテリセーフ10(テン)」の標準装備化に加え、人気の中心を支える「T4 SE」グレードでは、快適性を増した新シャシーセッティングへ変更されるなど、プレミアムハッチらしい魅力をグンと増したばかりの好タイミング。V40 オーシャンレースエディションは、まさにその売れ筋人気ど真ん中の「V40 T4 SE」に、レザーパッケージを加えたモデルをベースとする。

得られるのは「トロフィーと名誉」のみという、世界一過酷な国際ヨットレースに由来

この特別仕様車の由来となった「Volvo Ocean Race(ボルボ・オーシャンレース)」について改めておさらいしておこう。ボルボ・オーシャンレースは「アメリカズカップ」と並ぶ世界最大の国際ヨットレースだ。約73000kmに渡り文字通り地球を一周するもので、世界で最も過酷なヨットレースとも称されている。ボルボは2001年よりオーガナイザー(スポンサーではない点に注目。優勝チームに与えられるのも「トロフィーと名誉」のみ・・・！)として参加し、今回で5回目の開催となる。V40 オーシャンレースエディションは、まさにそんな世界観を盛り込んだ贅沢な1台だ。

数十万規模の追加装備＋専用内外装なのに、わずか12万円高！

専用ボディカラー「オーシャンブルーメタリックII」に代表されるように、V40 オーシャンレースエディションには大海原や荒々しい波、そして太陽の陽ざしをイメージさせる専用装備がふんだんに採用されている。装備の詳細は下欄の主要諸元を参照して欲しいが、ベースモデルT4 SEに対しわずか12万円高でしかない。T4 SEのカタログを調べてみると、V40 オーシャンレースエディションに特別装備される「パノラマガラスルーフ」(190,000円)と「歩行者エアバッグ」(62,000円)、「PCC キーレスドライブ」(31,000円)だけでも既に283,000円相当。これに加え専用内外装が加わるのだから、そもそもかなりのバーゲンプライスだ。

上にも記したように2015年モデルで熟成がさらに進み、まさに買いの好機を迎えたボルボ V40。わずか300台の限定だというオーシャンレースエディションを狙わない手はない！

[レポート：トクダ トオル(オートックワン編集部)／Photo：茂呂 幸正]

「ボルボ V40 Ocean Race Edition(オーシャンレースエディション)」主要諸元

ベースグレード：／ボルボ V40 T4 SE レザーパッケージ(3,860,000円)／全長x全幅x全高：4370x1800x1440mm／ホイールベース：2645mm／乗車定員：5名／車両重量：1440kg／エンジン種類：インタークーラー付ターボチャージャー 直列4気筒 DOHC 16V 直噴ガソリンエンジン／総排気量：1595cc／最高出力：180ps(132kW)/5700rpm／最大トルク：24.5kg-m(240N･m)/1600-5000rpm／トランスミッション：ギアトロニック 6速 デュアルクラッチトランスミッション(湿式)／燃料消費率：16.2km/L[JC08モード燃費]／タイヤサイズ：205/50R17／車両本体価格：3,980,000円[消費税込み]

■特別装備：専用ボディカラー：オーシャンブルーメタリックII、クリスタルホワイトパール／専用エンブレム(フロントフェンダー左右)／スペシャルデザインアルミホイール 7.0Jx17“Portunus”ダイヤモンドカット/ダークグレー、205/50R17タイヤ(最小回転半径5.2m)／専用本革シート(チャコールまたはブロンド)※一部テキスタイル使用／専用アルミニウムパネル(専用ロゴ入り)／専用フロント・スカッフプレート(ボルボ・オーシャンレースロゴ入り)／専用オレンジステッチ＆ロゴ入りフロアマット／「Volvo Sensus」起動時、ボルボ・オーシャンレースロゴ表示／パノラマガラスルーフ／フロントパワーシート／歩行者エアバッグ／PCC キーレスドライブ