フォルクスワーゲン 新型 シロッコ 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:島村 栄二
シロッコ、17年ぶりの日本再上陸!!
シロッコが帰ってきた。
いまから35年前、フォルクスワーゲン(VW)がゴルフのプラットフォームやエンジンを用いてほぼ同時に送り出し、2代目を含めて80万台を販売したコンパクトなスポーツクーペが復活。日本でも5月25日にデビューしたのだ。
この間VWはコラードという、やはりゴルフ・ベースのスポーツクーペを販売してもいたが、シロッコとしては17年ぶり。
近年のVWは、ゴルフGTIのような高性能モデル、イオスなどのパーソナルカーは存在したものの、純粋なスポーツクーペはなかった。シロッコ復活を拍手で迎える人も多いんじゃないだろうか。
しかも昨年ひと足先に発売されたヨーロッパでは、ニュルブルクリンク24時間レースでクラス1・2位、総合でも11・15位を獲得している。ポテンシャルの高さはホンモノといっていいだろう。
今度のシロッコも、プラットフォームはゴルフと共通だ。日本仕様は1.4Lにターボとスーパーチャージャーを装着して160ps/24.5kgmを発生するTSIと、2Lターボで200ps/28.6kgmの2.0TSIの2タイプ。トランスミッションはどちらもDSGで、1.4は乾式クラッチを用いた7速、2.0は湿式多板クラッチの6速となる。
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