2009年下半期ベスト・バイ・カー／清水草一(1/2)

【国産車編】トータルベストカー／トヨタ マークX

なんといっても、佐藤浩市のCM続投がスバラシイ！

年明けから女性部下や女性同僚も復活して、佐藤部長にモーションをかける展開が待っている。それだけでワクワクするよ！マークXに乗れば、自分も佐藤部長になれるような妄想を抱けるんだよ！

クルマは本来、夢の乗り物だ。夢とは一種の妄想。マークXは久しぶりにそれを提供してくれるクルマなんだよ！だからトータルベストカーなんだよ！

【国産車編】ベストハンドリングカー／トヨタマークX

トヨタのスポーティセダンというものには、これまで何の期待もしてなかったんだけど、マークXは違う。

これはイイよ！トヨタがついに、しなやかでスポーティな足回りを手に入れたって感じだよ！ふだんは日本的な安楽なドライビングを提供しつつ、いざというときはシュパーンとキレよくしなやかに走ってくれる。

この値段でこの走りはスバラシイ！特にお安い2.5リッターモデルの印象がいい。

オススメだよ！

【国産車編】ベストデザインカー／ダイハツミラココア

女性が真に求める自動車デザインを模索したという点で、高く評価できるよね！

実際に軽の女性ユーザーが望んでいるのは、どっちかっていうとミラココアじゃなくムーヴコンテ的な機能一辺倒系に近いんじゃないかと思うけど、間違いなくそこに近づいてる。

僕は元祖ヌイグルミカーのムーヴラテも、その前衛性を高く評価してたけど、多くの女性は、自動車デザインにヌイグルミ的なかわゆさではなく、冷蔵庫的な機能を求めているという方向性を汲んだことに、ダイハツの真剣さを感じるよ！